木村拓哉、綾瀬はるかと夫婦役 東映70周年記念映画で織田信長演じる
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俳優の木村拓哉と女優の綾瀬はるかが21日、東映70周年を記念した新作映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』企画発表会見に、脚本の古沢良太、大友啓史監督と共に出席。作品への思いやお互いへの信頼を語った。
【写真】「織田信長を演じることはすごく名誉」と語る木村拓哉
本作で木村は織田信長、綾瀬は信長の妻・濃姫を演じる。敵対する隣国同士の“政略結婚”という最悪の出会いで始まった2人が強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく姿を描く。木村はドラマ『織田信長 天下を取ったバカ』(1998/TBS)以来、約25年ぶりに織田信長役を務める。
歴史上の人物で、特に織田信長に惹かれる部分が多いという木村は「木村家の家紋と、織田家の家紋が、まったく同じなんです」と告白。どこか特別な親近感があったと語り「彼が歴史上で行ったことの中には残虐な行為もありますが、その行為の根源にあるいろいろなものを知っていくうちにどんどん魅力を感じました」と口にした。
木村は「彼を演じさせていただくことはすごく名誉なこと」とかみしめ「今の世の中に生きる僕たちが、当時実際に生きていた人たちを演じるということになるんですけど、僕らが物語を作り上げる上で当時の方たちに失礼のないような作品にしたいというモチベーションが常に現場にありました」と出演者やスタッフたちと共にリスペクトを込めて作品を作り上げたことを明かした。
一方、綾瀬は濃姫の魅力について「男勝りで勇ましい部分」とコメント。続けて「信長と夫婦になって、女性らしい部分も出てきたりするんですけど、その中でもとても勇ましい。人を見る目も、世の中を見る目もあって、すごくかっこいい女性だと思います」と語った。
夫婦役を演じた感想を聞かれた綾瀬は「夫婦役は初めてだったので、楽しかったですよね!」と木村に投げかけ、ニッコリ。木村の存在感の大きさを挙げ「何をやっても絶対に受け止めてもらえるという安心感の元でやらせていただきました」と振り返った。
木村は、綾瀬のことを「見た目はおっとりした感じに思われると思うんですけど、動いたら半端じゃない。『これは難しいんじゃないか』っていう監督の要望にも普通に笑って応える」と表現。木村は、お互いがその場にいないシーンでも濃姫の存在を自分の中に置いて撮影していたと話し「綾瀬さんで助かりました」と口にした。
映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』は、2023年1月27日より全国公開。