「心の準備なんて無駄」響き渡る絶叫―『X エックス』キャスト陣からメッセージ動画到着
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『へレディタリー/継承』『ミッドサマー』を手掛けたA24が贈る最新ホラー映画『X エックス』より、ミア・ゴスやジェナ・オルテガらキャスト陣が作品について語るメッセージ動画が到着した。
【動画】『X エックス』キャスト陣からの恐怖のメッセージ!
本作は、青春を謳歌する若者たちが田舎を訪れ、殺人鬼に襲われるという正統派ホラーの展開を受け継いだエクストリームライド・ホラー。ホラー要素だけでなく、スリラー、スラッシャー・ムービーなどのジャンル映画、アメリカン・ニューシネマ、成人映画にいたるまで1970年代、80年代のあらゆる映画へのオマージュをふんだんに盛り込んでおり、全米で公開後ホラー界の重鎮スティーヴン・キングや、『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライトが本作への熱い支持を表明し話題を呼んだ。A24映画としては初となる、3部作シリーズとなることも決定している。
物語の舞台は1979年のテキサス。女優のマキシーンとそのマネジャーのウェイン、ブロンド女優のボビー・リンと俳優のジャクソンは、自主映画監督の学生RJとその彼女で録音担当の学生ロレインと共に、映画撮影のために借りた農場へ向かう。彼らは人里離れた農場で、芸術的な価値を持たせた背徳的でエロティックな作品『農場の娘』を制作し、大金を稼ぐという野心を持っていた。
そんな若者たちを農場で待ち受けたのは、みすぼらしく排他的な老人ハワード。ハワードは、彼らを宿泊場所として提供した納屋へ案内する。一方、マキシーンは、母屋の窓ガラスからこちらを見つめる老婦人と目が合ってしまう。彼女は、ハワードがその存在を頑なに隠す妻のパール。3組のカップルが踏み入れたのは、史上最高齢の殺人鬼夫婦が住む家だった―。
今回解禁されたのは、キャスト陣が作品について語る姿を、本編映像を挟みながら収めたメッセージ動画。まず登場するのは、世界的ラッパーでミュージシャンの“キッド・カディ”としても活躍し、本作では製作総指揮にも名を連ねるジャクソン役のスコット・メスカディ。スコットは「このような映画への出演を、ずっと熱望してた」と笑顔で語るほか、映像の後半では「とんでもない展開だ」と作品に自信をのぞかせる。
続いて登場するのは、『サスペリア』(2018)で本作の監督タイ・ウエストの目にとまり、マキシーン役に抜てきされ映画初主演を飾ったミア・ゴス。劇中では鮮やかなブルーのアイシャドウ、素肌にサロペットという可愛らしい姿を披露しているゴスは「男女6人が人里離れた農場に向かう。映画『農場の娘たち』を撮影するためよ。でも彼らは何かがおかしいとすぐに気付く」と説明。
その後も女優陣が次々と登場。ブロンド女優ボビー・リン役のブリタニー・スノウは「脚本を読んだ時の印象は、“ぶっ飛んでる”と。最高だった」と振り返る。『スクリーム』(2022)での演技で新スクリーム・クイーンと称されているロレイン役のジェナ・オルテガは「ホラーほど撮影が楽しいジャンルはない。観る人はあまりの怖さに興奮して、アドレナリンが出るはずよ」とアピール。最後は「心の準備はしても無駄かもね」というジェナのコメントと、彼女の大絶叫シーンで締めくくられている。
映画『X エックス』は、7月8日より全国公開。