気鋭の若手監督・中村祐太郎最新作『スウィートビターキャンディ』場面写真公開 小川あんが初主演&主題歌
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女優の小川あんが主演を務める、中村祐太郎監督最新作『スウィートビターキャンディ』より、場面写真が解禁された。
【写真】小川あんが初主演&主題歌を担当! 中村祐太郎最新作『スウィートビターキャンディ』場面写真
本作は、子供と大人の間で揺れる女と、どこにも居場所のない男の、みじめでおかしい心を描く青春群像劇。監督は、第29回東京国際映画祭に出品された『太陽を掴め』(2016)で劇場長編デビュー、『女流闘牌伝 aki‐アキ‐』(2017)で商業映画デビューした中村祐太郎。2年ぶりのオリジナル脚本による長編作となる。
いつも一緒にいる家族を、すごく遠くに感じる時がある。仲良くなった友人と、急にうまく話せなくなる時がある。自分の気持ちも、相手の気持ちも一瞬一瞬で変化し、確かなものをつかめない。日々、そんな悩みにさいなまれて孤独を感じていた高校生サナエ(小川)は、家政夫の男(石田法嗣)に初めて恋をした。男にどれだけ失望しても溶けることのない、少女に芽生えた恋心。男を知り、自分を知り、甘くて苦い思いはやがて、少女の中でキャンディのように溶けていく…。
長編映画初主演の小川は主人公サナエ役を務めるほか、主題歌を歌唱。また、サナエが恋をする男を石田法嗣が演じる。そして彼らをとりま人々に、田中俊介、清水くるみら若手実力派俳優たちが顔をそろえた。
場面写真は、小川演じる高校生サナエが出会う家政夫を演じた石田の思い詰めた表情など、3人が織りなすケミストリーが淡くひと夏の恋の行方を想像させるととともに、サナエがタイプの違うふたりの男性の間で揺れ動く甘く切ない情景を思い浮かばせる。
小川は「私もはじめは映画を心待ちにしてる1人の観客でした。映画館でその奇跡の瞬間を何度も目撃しては憧れて、スクリーンに映し出されるその奥に、たくさんの人が関わって大切に温めてきたことを俳優という仕事を介して知ることができました。この作品を作り上げたことを誇りに思います」とコメント。
石田は「やっと公開が決まり嬉しいですね。名古屋での暑い夏と、撮影の大変さを思いだされます。私が演じた祐介という役は、限られたセリフと気持ちを上手く吐き出せない役でどこか身近で…でも自分ではない不思議な役でした。そして、物語に必死で立ち向かった俳優たちのひと夏の記憶のようになってる本作。多くの方々に観てもらえる事を願っています」と話す。
田中は「4年前の夏でしたね。灼熱の中での撮影だった記憶があります。中村監督と僕は同い年。当時28歳でした。現場を走り回り身振り手振り汗だくになりながら演出してくださる中村監督を信じ、駆け抜けた夏。懐かしいです。撮影を終え、劇場公開までに4年。難産でしたね。でも無事に完成し、こうして皆様のもとへ。よかったです。本当に」としている。
映画『スウィートビターキャンディ』は、7月15日より全国公開。