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ベイマックスはなぜかわいくておもしろいのか? 本国声優が分析

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■ 本国声優スコット・アドシット、ベイマックスの“ユーモア”を分析

 ベイマックスの魅力はそのふわふわの体だけではない。大きな体を持て余した歩き方からは目を逸らせず、聞き取りやすいロボットボイスで冷静に正しく話す姿は、真面目に純粋に人々を助けようとしているだけなのに、なぜかクスッとさせられる。

 そんなベイマックスの持つユーモアについて、映画『ベイマックス』、テレビシリーズ「ベイマックス ザ・シリーズ」に続き、新たな冒険を描いた本作でもベイマックスの声を本国で演じているスコット・アドシットは「ベイマックスをおかしいと思う時は、ベイマックスが何かをやったからではなくて、それは親切にしたベイマックスに対して、人々がどう反応するかだと思う」と分析する。

 ベイマックスは目の前の人を笑わそうとしているわけではなく、「ベイマックスが誰かを一生懸命助けようとしたら、助けられる人々は、ベイマックスに対しておかしな反応をするかもしれない。走って逃げたり、無視したり、当惑するかもしれない。ベイマックスのユーモアは、ベイマックスに対する人々の反応から来ると思います」とスコットが語るように、ベイマックスが助けようと手を差し伸べ、そしてそれへの人々のリアクションを含む一連が、笑いを生んでいるのだ。

 ベイマックスが助けたいと思っていても、街の人々は助けられたいとは思っていない人もいれば、突然のベイマックスの登場に戸惑う人も。長年ベイマックスというキャラクターと向き合い演じてきたスコットが「それはベイマックスの素晴らしい面です。彼はおかしくなろうとする必要はない。ベイマックスはただベイマックスでいればいい」と言う通り、純粋に人を助けるためにサンフランソウキョウの街に繰り出すベイマックス、そして彼に対する人々のリアクションも含めて、そこに“ユーモア”が生まれるのだ。

 そんな、ベイマックスがただベイマックスでいて、サンフランソウキョウの人々と面白おかしく触れあいながら“お助けヒーロー”として奮闘する。これを見たら、さらにベイマックスが大好きになること間違いなしだ。

 ドラマシリーズ『ベイマックス!』(6エピソード)はディズニープラスで独占配信中。

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