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菅田将暉&原田美枝子『百花』異例プロジェクト 主題歌を歌うのはYaffleプロデュースの“ヴァーチャルアーティスト”

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映画『百花』の主題歌を歌うKOE
映画『百花』の主題歌を歌うKOE(C)2022「百花」製作委員会

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川村元気

Yaffle

 菅田将暉と原田美枝子がダブル主演を務める9月9日公開の映画『百花』より、劇中に登場する“ヴァーチャルアーティスト”KOEが主題歌を担当することが発表。音楽プロデューサー・Yaffle(ヤッフル)のプロデュースによるリアルデビューとなり、前代未聞の異例プロジェクトに注目が集まる。

【動画】ピアノの旋律にのせて流れるKOEの深みある歌声 『百花』予告

 本作は、映画プロデューサー・脚本家・小説家として『告白』『悪人』『君の名は。』など多数の映画を製作してきた川村元気による4作目の同名小説(文春文庫刊)を映画化。川村自身が監督・脚本を務める。

 記憶を失っていく母と向き合うことで、母との思い出を蘇らせていく息子・葛西泉を菅田将暉が、すべてを忘れていくなか、さまざまな時代の記憶を交錯させていく母・葛西百合子を原田美枝子が演じ、ダブル主演の2人が、親子の愛を紡ぎ出す。

 さらに、泉と同じレコード会社で働き、初めての出産を控える泉の妻・葛西香織を長澤まさみが、百合子の「秘密」を知り、「事件」と深い関わりを持つ男・浅葉洋平を永瀬正敏が務める。

 劇中で泉と香織はある音楽プロジェクトに携わることに。それは“AI”に<数々の音楽の記憶>を学習させ、理想のヴァーチャルヒューマンアーティストをデビューさせるというものだった。そのヴァーチャルヒューマンアーティストこそが、本作の主題歌を担当するKOEとなる。

 “映画のストーリー同様”に、ヴァーチャルアーティストがデビューするこの異例プロジェクトに、『キャラクター』など映画の音楽制作や、藤井風らへの楽曲提供など、今注目の音楽プロデューサー・Yaffleが参加。さらに、Doulや大貫妙子など多くのアーティストの作編曲を担当し、この映画のサントラも手掛ける音楽家・網守将平といった一流のクリエイター陣が、本作の主題歌を含むデビューアルバムを手掛けている。

 この異例プロジェクトは、5月末より【100日後に世界デビューするアーティスト】としてSNSが開設されており、アーティスト名が不明であるにも関わらず、映画公式アカウントをはじめ出演キャストのアカウントとの相互フォローが話題に。今回、正式に9月7日にデビューするヴァーチャルアーティスト・KOEの存在が明らかになったことで今後の動きにも期待が高まる。

 川村監督は今回のプロジェクトに関して、「Yaffleを中心とした気鋭のアーティストたちに“記憶のアーティスト・KOE”を創造してもらいました。主題歌となった楽曲『Hello,I am KOE』はどこか懐かしく、儚く、人の記憶を辿るような美しさに満ち溢れており、映画の世界を何倍にも広げてくれました」とコメント。

 主題歌を制作したYaffleは「お題を聞いた時、とても面白そうだと思いましたし、光栄でした」とオファーを受けた時の心境を語り、さらに「今回のように複数のアーティストで、存在しない1人のアーティストをつくりあげるというプロジェクトは後にも先にも無いんじゃないかと思うので、とても貴重な経験でした」と楽曲制作時を振り返った。

 さらに、本作の主演であり、自身も音楽アーティストとしても活動する菅田からは「洗練されていながら、何かが欠けているような、何かを探しているような切なさを感じました。記憶を辿る物語がまた何層にも膨れ上がる楽曲だと思います」と楽曲を聞いた感想が届いた。

 KOEが歌う主題歌「Hello,I am KOE」は、先月解禁となった予告篇の一部に使用されており、美しく透き通った声が印象的な主題歌は、映像と合わさることでより深みを感じる仕上がりになっている。

 映画『百花』は9月9日より全国公開。

※スタッフ・キャストのコメント全文は下記の通り。

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