上川隆也、謎めいた“案内人”に 主演ドラマ『さよならの向う側』、9月放送
俳優の上川隆也が主演するドラマ『さよならの向う側』が、読売テレビ・日本テレビ系にて9月に放送されることが決定した。プラチナイト木曜ドラマでは『4週連続オムニバスDRAMA』と題して、心動かす2つのドラマを4週連続オムニバス形式で放送。本作は、その第1部となる。
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原作は、清水晴木の同名小説。ドラマ『ホタルノヒカリ』、連続テレビ小説『スカーレット』などの水橋文美江が脚本を務め、映画『神様のカルテ』、『白夜行』などの深川栄洋が監督を務める。
上川が演じるのは、思いがけず訪れた死に戸惑う人々を、現世とあの世の狭間<さよならの向う側>で迎え、彼らの「最後の24時間」に寄りそう案内人。案内人は、<さよならの向う側>にやってきた彼らにある提案をする。亡くなってからこの<さよならの向う側>を訪れた人は、24時間の間、会いたい人と会うことができる。ただし、あなたが死んだことをまだ知らない人とだけ―。親子、夫婦、想い合う男女…毎話登場する物語の主人公たちは、人生の最後の24時間に誰と会うことを選ぶのか。
“案内人”を演じた感想について、上川は「ありきたりですが『人間は捨てたもんじゃない』と演じながら思えたんです。見るにも聞くにも堪えないような事件や出来事が日々起こっているような世の中ですけれど、その一方でやはり人の持っている『善性』は信じていたいですし、この物語にはそう思わせてくれる温もりがありました」とし、「各話のいたる所で、救われているような気持ちになれました。改めて、この案内人は演じがいがあったと思っています」と振り返る。
さらに、「怪我をして松葉杖をついてる時、当たり前に左右の足を出して歩けることの有り難さに気付く様に。風邪ひいて寝込んでるときに咳き込まずに呼吸ができることの価値を思い知る様に。このドラマは、身近な人と話せるという『当たり前』が持っている重さにほんの少し気が付ける、そんな作品ではないでしょうか」とコメント。
原作者の清水晴木は「小説家になってからの夢の一つが映像化でした」と喜びを語り、「この『さよならの向う側』は今までで一番の特別な想いがこもった作品です。そしてその作品を同じくらいの熱をもって、素晴らしいキャストさんとスタッフさんに映像化して頂きました。観終わった後にはきっと大切な人に会いに行きたくなるドラマになっていますので楽しみにしていてください」と呼びかけている。
なお、『4週連続オムニバスDRAMA』第2部の情報は後日解禁される。
プラチナイト木曜ドラマ『さよならの向こう側』は、9月より読売テレビ・日本テレビ系にて毎週木曜23時59分放送。
キャスト、原作者のコメント全文は下記の通り。