クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

長澤まさみ、4年半ぶり連ドラ主演『エルピス』で眞栄田郷敦&鈴木亮平と共演 脚本・渡辺あや×監督・大根仁の社会派エンタメ作

ドラマ

ドラマ『エルピスー希望、あるいは災いー』に出演する(左から)眞栄田郷敦、長澤まさみ、鈴木亮平
ドラマ『エルピスー希望、あるいは災いー』に出演する(左から)眞栄田郷敦、長澤まさみ、鈴木亮平(C)カンテレ

関連 :

長澤まさみ

眞栄田郷敦

鈴木亮平

渡辺あや

大根仁

 女優の長澤まさみが主演を務め、俳優の眞栄田郷敦、鈴木亮平が共演するドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』が、カンテレ・フジテレビ系にて10月より毎週月曜22時に放送されることが決まった。長澤が連続ドラマに主演するのは『コンフィデンスマンJP』以来、4年半ぶり。

【写真】長澤まさみ、『シン・ウルトラマン』巨大化シーン初告白に歓喜も「1人で地味に撮影してました」

 連続テレビ小説『カーネーション』(2011年/NHK)の渡辺あやによるオリジナル脚本となる本作は、実在の複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント。スキャンダルによってエースの座から転落したアナウンサー・浅川恵那(長澤)と彼女に共鳴した仲間たちが、犯人とされた男の死刑が確定した、10代の女性が連続して殺害された事件の冤罪疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく。

 長澤演じる主人公・恵那は、大洋テレビのアナウンサー。入社当初は、抜群の容姿と好感度の高さから「10年に一人の逸材」と持てはやされ、本人の報道志向もあり、ゴールデンタイムのニュース番組のサブキャスターを務めていた。しかし、複数番組を担当する激務のなかで次第に疲弊していき、徐々に人気に陰りが見え始めたところで週刊誌に路上キス写真を撮られ、ニュース番組を降板。現在は、社内や視聴者から「落ちぶれた」と後ろ指をさされながら、“制作者の墓場”と揶揄される深夜の情報番組『フライデーボンボン』のコーナーMCを担当している。

 物語では、番組で見せる華やかなアナウンサーの表情とは異なる恵那が抱える葛藤・苦悩が随所で描かれていく。アナウンサーとして前途洋々だった彼女が“自分の価値”を失い、変ぼうを遂げてしまった理由とは? そして、拓朗から持ち掛けられたある連続殺人事件の真相を追う中で、彼女が再び見出す“自分の価値”とは?

 眞栄田が演じる拓朗は、『フライデーボンボン』で芸能ニュースを担当する新米ディレクター。弁護士夫婦の息子として裕福な生活を送り、エスカレーター式に名門私立大学へ進学。なんとなく始めた就活で大洋テレビに採用され、制作部に配属される。家庭環境とルックスも相まって自己評価が高く、能天気でマイペースな性格だが、ディレクターとしての実力・評価は低く、現場では怒られてばかり。一見何不自由ない人生を送っているように見える拓朗だが、実は彼もまた“自分の価値”を失った過去の出来事を記憶の底に抱えている人間。

 物語は、ひょんなことから拓朗が連続殺人事件の犯人とされる死刑囚の冤罪疑惑を知り、恵那に持ち掛けるところから始まる。恵那とは対照的に世間知らずで空気が読めない拓朗の行動は、時に恵那を感化することも。そんな恵那と拓朗のコンビが巨大な組織に対して、時に傷つき、時に足並みが乱れながらも、真相に向かっていく姿に注目したい。

 一方、鈴木が演じるのは、大洋テレビ報道局のエース記者・斎藤正一。拓朗の新入社員時代に指導担当だった縁で、恵那と拓朗が追う連続殺人事件の冤罪疑惑について相談に乗る。面倒見がいい先輩として、そして政権中枢の要人とも懇意な間柄の官邸キャップとして、2人にとって大きな味方となる存在だ。

 演出は、長澤も出演する映画『モテキ』(2011年)や映画『バクマン。』(2015年)などの大根仁。劇中音楽は、連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年/NHK)、映画『花束みたいな恋をした』(2020年)などの大友良英が手掛ける。

 長澤は「自分の中にある、“恵那み”を絞り出して演じたいです。共感することの多い役でした。落ち着いて、起こる出来事に反応していきたいです」とコメント。眞栄田は「何が表で何が裏なのか、何が正義で何が悪なのか、そういった人間や物事の本質についてすごく考えさせられる台本でした」と語り、鈴木は「今から素晴らしい作品になる予感をひしひしと感じております」と自信を見せる。

 今作で初の民放連ドラ脚本執筆を担う渡辺は「社会と世界(universe)の関係、人間という奥深い謎と秘密が、視聴者の皆さんの中にも立体化され、登場人物たちと一緒に迷い楽しんでいただけたら作家としても、この同じ社会を生きる一員としても嬉しいです」とメッセージ。

 大根監督は「既に撮影は始まっていますが、素晴らしい脚本と、俳優たちのプロフェッショナルな仕事っぷりに、毎日心の震えが収まりません」、佐野亜裕美プロデューサーは「渡辺あやさんとこの企画に着手したのは2016年秋のことでした。それからさまざまな紆余曲折があり、その険しかった道のりさえも物語に取り込まれ、こうして素晴らしい出演者の皆さんに参加していただき実現できることが、まだ夢のように感じられます」と話している。

 なお「エルピス(Elpis)」とは、古代ギリシャ神話で、中からさまざまな災厄が飛び出したと伝えられる「パンドラの箱(壺)」に唯一残されていたものとされ、良きことの予測として【希望】、悪しきことや災いの予測として【予兆・予見】とも訳される言葉。ドラマでは、真相に迫っていく過程で登場人物たちはさまざまな「希望」を見出すが、自身やその周囲、所属する組織に対し、痛みや破綻といった「災い」も降りかかる。はたして、彼らがパンドラの箱を開けたことでもたらされる混沌の先に残されているのは、希望か、それとも災いか―。

 月10ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』は、カンテレ・フジテレビ系にて10月より毎週月曜22時放送。

 キャスト、スタッフのコメント全文は以下の通り。

1ページ(全2ページ中)

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る