超過激描写が賛否両論! 女性の痛々しさをリアルに描いた『超サイテーなスージーの日常』配信決定
女性の痛々しさをリアルに描くイギリスのコメディードラマ『超サイテーなスージーの日常』が、9月5日よりスターチャンネルEXにて独占日本初配信されることが決定。予告映像が解禁された。
【動画】女性の痛々しさをリアルに描いた注目コメディ『超サイテーなスージーの日常』予告編
本作は、人生最大のピンチに直面した落ち目の俳優のイタすぎる毎日を、過激な描写と共に描いたコメディ。主演は、15歳でポップ歌手としてデビューしUKチャート第1位の最年少記録を達成、その後俳優に転向しイギリスの人気SFドラマ『ドクター・フー』のヒロイン、ローズ役を演じ俳優としても一躍人気者になったビリー・パイパー。
仕事や家庭など日常の中で女性が感じる不満や欲求、イギリス芸能界の内情を“手加減ナシ”で描く一方、幼少期の複雑な家庭環境や保護者のネグレクト(育児放棄)などが人の心に刻む影響についても真正面から取り上げる独特のスタイルが高く評価され、英国アカデミー賞(BAFTA)の作品賞など3部門にノミネート。北米のHBO Maxでも配信され高評価を獲得し、すでにシーズン2の製作も決定している。ブラックコメディドラマ『Fleabag フリーバッグ』の脚本兼主演のフィービー・ウォーラー=ブリッジ、ジョージ・クルーニーやジョディ・カマーなど多くのセレブが本作のファンを公言している。
主演のビリーは本作で自らの経歴とよく似たキャラクターを演じており、人生の全てを他人によって定義され、30代半ばになりようやく自分自身をどう定義するか考え始めるという主人公スージーの感情の変遷を巧みに表現。前出のBAFTAでは主演女優賞にノミネートされた。ビリーは製作総指揮も務める。また、実生活でもビリーと親友同士だという『キング・オブ・メディア』を手掛けたルーシー・プレブルが、製作総指揮と脚本を務めている。
15歳でオーディション番組に出演し国民的アイドルになったスージーは、女優としてキャリアを積み、30代半ばになった現在は大学教授の夫と耳の不自由な一人息子と3人で、ロンドン郊外で田舎暮らしをしている。ある日、久しぶりに大きな仕事の話が入った矢先に彼女のスマホがハッキングされ、不倫相手と撮った赤裸々な写真がネット上に拡散されてしまう…。
予告映像は、主人公スージーのヌード写真がネット上に拡散されるシーンからスタート。出演したイベントで「これは別人。写真ほど痩せてない」と苦笑いしながら釈明するスージー。そして「私はひどい母であり妻。人気俳優でもない」などのセリフと共に、キャリア落ち目の俳優となり家族と田舎暮らしをするスージーの華やかとはほど遠い生活ぶりや多彩な表情がコメディタッチで映し出されている。
本作は精神科医のエリザベス・キューブラー=ロスが提唱した、死や喪失などの悲しみを受け入れるまでの5段階のプロセス(“悲しみの5段階”)をモチーフに、「衝撃」「否定」「恐怖」「羞恥」「取引」「罪悪感」「怒り」「受容」という全8話の物語として構築し、スージーのトラウマを掘り起こしていく。第1話ではスージーの顔面のアップを多用して心の動揺を描き、第3話はヒッチコックを思わせるホラーのような演出をするなど、それぞれの回が違うトーンで撮られている点にも注目だ。
ドラマ『超サイテーなスージーの日常』(字幕版・吹き替え版/全8話)は、「スターチャンネルEX」にて9月5日より配信開始(毎週月曜更新)。BS10スターチャンネルにて、字幕版が10月11日より毎週火曜23時ほか(10月8日13時第1話先行無料放送)、吹き替え版が10月13日より毎週木曜22時ほか放送。