倍賞千恵子主演『PLAN 75』、米アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表に
女優の倍賞千恵子が主演する映画『PLAN 75』が、映画『PLAN 75』が、第95回米国アカデミー賞(R)国際長編映画賞部門の日本代表に決定した。
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本作は、映画監督の是枝裕和が総合監修を務めたオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』の一編『PLAN75』を新たに構築し、キャストを一新した早川監督の初長編映画。75歳以上の高齢者に自ら死を選ぶ権利を保障し、支援する国の制度「プラン75」が施行された社会で、その制度に大きくほんろうされる人々の姿を描く。
公開から2ヵ月経った現在もロングラン上映中を続けている本作。第75回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門に正式出品され、カメラドール特別表彰を授与。第47回トロント国際映画祭のコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門や国際映画祭へ出品が相次ぎ、現在、フランス、シンガポール、タイ、台湾など30カ国以上の国と地域で配給が決定、世界中から大きな注目を集めている。
このたび、日本映画製作者連盟から、本作が第95回米国アカデミー賞(R)国際長編映画賞部門の日本代表に決定したことが発表された。早川千絵監督は「『PLAN 75』という映画はどんどん一人歩きしていくなあと、不思議な気持ちでいます。もはや自分が監督した映画だという気がしないくらい、見てくださった方の映画になっていると感じています。このような評価をいただき光栄です」とコメントしている。
今後、各国の代表作品から候補作が絞られ、受賞作品は2023年3月に受賞作品が決まる。
映画『PLAN 75』は公開中。