倍賞千恵子、81歳の誕生日サプライズに感激「これからも精進して参ります」
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女優の倍賞千恵子が18日、都内で行われた映画『PLAN 75』の公開記念舞台あいさつに、共演の磯村勇斗、ステファニー・アリアン、早川千絵監督と共に出席。29日に81歳の誕生日を迎える倍賞に花束が贈られる場面があり、倍賞は「これからも精進して参ります」とほほ笑んだ。
【写真】「これからも精進」今月81歳になる倍賞千恵子
本作は、映画監督・是枝裕和が初めて総合監修を務めたオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』の一篇『PLAN75』を新たに構築、キャストを一新した、早川監督のオリジナル脚本による長編映画。超高齢化社会に対応すべく75歳以上が自らの生死を選択できる制度「プラン75」が施行され、その制度に大きくほんろうされる人々の姿を描いた衝撃作。第75回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門に正式出品され、カメラドール特別表彰を授与された。
主演のミチを演じた倍賞は「本当にいろんな国で上映されることになって、びっくりしてます」と驚きながら「よかったね」と監督、磯村、ステファニーと目を合わせてほほ笑んだ。磯村も「とてもうれしいこと」と話し「日本の、こういうテーマ性を持った作品が海外に届くことはとてもありがたいことですし、こういう作品がどんどん増えていくといいなと思いました」と思いを語った。
倍賞は、最初に脚本を読んだときには「(プラン75という制度が)ひどいと思いました」と回顧。しかし、読んでいくうちに惹かれていき、監督とも会っていろいろな話をしたと言い「ミチさんの生き方に惹かれていきました」と振り返った。
「プラン75」の申請窓口で働くヒロムを演じた磯村は、演じる上で大切にしたことに関して「その場の現場で生まれるものを、どう自分が感じるのかというところを大切にしようと思っていました」とコメント。監督ともシーンごとに話をしていたそうで、磯村は「すごく寄り添っていただきながら、作品を作り上げていきました」と語った。
イベント終盤では、今月29日に81歳の誕生日を迎える倍賞へ、監督から花束をプレゼントする場面があった。サプライズだったため、倍賞は驚いた顔を見せ「本当にびっくり。ありがとうございます」と感謝。さらに「今月29日で81歳になります。これからも精進して参ります。どうぞよろしくお願いいたします」と決意を口にした。