撮影現場でも大黒柱!『TOKYOタクシー』共演者が語る、木村拓哉の“優しさ”とは?
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倍賞千恵子と木村拓哉が共演する山田洋次監督の最新作『TOKYOタクシー』より、共演の優香と中島瑠菜が明かす、大黒柱として現場を引っ張った木村の“優しさ”あふれるエピソードが解禁された。
【写真】倍賞千恵子&木村拓哉、インタビュー撮りおろしショット!
山田洋次監督の91作目となる本作は、フランス映画『パリタクシー』を原作に新たな息吹を吹き込んだヒューマンドラマ。昭和・平成・令和と、日本に生きる人々の姿を長年描き続けてきた山田監督が、刻々と変わりゆく大都市・東京を舞台に、人生の喜びをうたいあげる。
キャストには、山田監督作品には欠かせない倍賞千恵子、そして『武士の一分』以来19年ぶりの山田組参加となる木村拓哉。さらに蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、イ・ジュニョン、笹野高史など多彩なキャストが集結した。
本作で木村が演じるのは、脱サラして個人タクシーの運転手として働く宇佐美浩二。憧れの高校に推薦入学が決まった娘の入学金や授業料、車検代や家の更新費などの出費が重なり、火の車となっている家計のやりくりに頭を抱えながらも、家族を支えるために不器用ながら懸命に働き続ける大黒柱だ。
そんな浩二の娘・奈菜役を演じた中島瑠菜は、「ハマっているお菓子の話をしたら木村さんが近くのコンビニで買ってきてくれたり、撮影中に悩んでいたときも優しく声をかけてくださり、本当に心強くて優しい方だと感じました」と語る。
妻・薫役を演じた優香も「誰よりも早く現場に立ち、周りをよく見ていらっしゃる方だなと思いました」と、現場でも“大黒柱”として撮影を支えていた木村の優しさあふれるエピソードを明かした。
木村も浩二と同様に撮影現場では大黒柱として現場を引っ張っていたという。中島は「木村さんのお芝居を間近で拝見して、役に向き合う姿勢や現場での集中力の高さに大きな刺激を受けました。どんなシーンでも自然で温かさを感じさせるお芝居をされていて、『役を生きる』ということの意味を学ばせていただきました。娘役としてご一緒できたことは、これからの自分にとって大きな財産です」と、撮影を振り返った。
優香もまた「木村さんの魅力は“すべて”です! その場にいらっしゃるだけでオーラが漂いますし、目力も素敵でスマート。撮影の合間に(中島)瑠菜ちゃんと家族3人でお話しすることも多く、優しく接していただいて楽しい時間を過ごさせていただきました」と、まるで父親のような温かな気遣いで現場を和ませていた木村の姿を語った。
さらに「夫婦のシーンは言い合いや小競り合いが多く笑い合うようなシーンが少なかったのですが、2人とも子どものことを大切に思っているのは間違いないですし、ところどころで妻を想っているような可愛らしいことを木村さんがお芝居の中でしていらっしゃいます」と、注目ポイントを明かした。
本作が描くのは、終活へ向かうマダム・すみれとタクシー運転手・浩二による、寄り道だらけの“たった1日の旅”。ある日、すみれを東京・柴又から神奈川・葉山にある高齢者施設まで送ることになった浩二は、「東京の見納めに寄ってみたいところがある」というすみれの願いを聞き入れ、東京のさまざまな場所へ寄り道しながら進むことに。はじめは浩二の質問にも素っ気なく返答するすみれだが、タクシーでの旅を共にするうちに次第に心を許し、初対面の浩二に喜びと悲しみが織り交ざる壮絶な人生を語り始める…。
すみれと浩二の旅が描かれると同時に、山田組作品ならではの家族愛もたっぷりと盛り込まれた本作。圧倒的な存在感とカリスマ性で数々の物語を牽引してきた木村が演じる、“どこにでもいそうなお父さん”像に注目だ。
映画『TOKYOタクシー』は全国公開中。
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