木村拓哉「贅沢でハートフルな現場。巡り会えたことがラッキー」と感慨 山田洋次監督作『TOKYOタクシー』メイキング映像解禁
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山田洋次監督の映画最新作『TOKYOタクシー』より、主演の倍賞千恵子や、木村拓哉、蒼井優らキャストが本作の撮影を振り返ると共に、山田組の温かな現場の舞台裏を収めたメイキング映像とメイキング画像が解禁となった。
【動画】倍賞千恵子や木村拓哉、蒼井優が本作の撮影を振り返る! 舞台裏を収めた『TOKYOタクシー』メイキング映像
松竹創業130周年作品で、山田監督の91本目の作品となる本作は、フランス映画『パリタクシー』を原作に、昭和から平成、令和と、日本に生きる人々を長年描き続けてきた山田監督が、刻々と変化する大都市<東京>を舞台に、人生の喜びをうたいあげるヒューマンドラマ。
出演は、山田監督作品には欠かせない倍賞千恵子、そして『武士の一分』以来19年ぶりの山田組参加となる木村拓哉。さらに蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、イ・ジュニョン、笹野高史など多彩なキャストが集結した。
解禁された映像では、“役者”を何よりも大事にする山田組のアットホームな撮影現場の裏側が映し出される。本作で山田作品への出演が70回目となる倍賞は「私の準備が間に合わないくらい、ものすごく山田さんがエネルギッシュ」と語り、94歳になった今でも第一線で活躍する山田監督の現役ぶりを告白。
『武士の一分』以来、19年ぶりの山田組への参加となった木村も「こんな贅沢で、ハートフルな現場はめったにないので、巡り会えたことがラッキー」と山田組は自身にとって特別な場所であることを明かし、倍賞と木村が山田監督と笑顔でハイタッチする様子や、クランクアップの際に倍賞と山田監督が熱いハグを交わす姿も映し出され、キャストと監督の間には揺るぎない絆があることを感じさせる。
さらに、過酷な人生を歩んできたすみれの若かりし頃を熱演した蒼井も「毎日が優しさにあふれていて、ピリッとした素晴らしい緊張感もある山田組に戻ってこられたことが、夢のようで幸せです」と語り、スタッフや監督とのつながりを大切にする山田組の現場がキャストから愛されていることがうかがえる。
山田監督の代表作『男はつらいよ』では渥美清と共演、『幸福の黄色いハンカチ』では高倉健と夫婦役を演じるなど、日本屈指の名優たちと日本映画の黄金期を作り上げてきた倍賞。そんな倍賞は、『ハウルの動く城』以来21年ぶりの共演で、実写作品では初共演となった木村について「お互いに演技が上手くいくとハイタッチしたりしていました。ものすごい豊かな才能を持ってらっしゃる人で、いろんな引き出しがあるので芝居していてすごい楽しかった」と語る。数々の名演を目の当たりにしてきた倍賞にとっても、その演技力は魅力的であることを告白。
木村も「なかなかOKが出ないにしても、悔しいとかではなく、ノーグッドさえも楽しい。倍賞さんとやらせていただいた一つ一つの工程が楽しかったです」と、山田組で倍賞と過ごす全ての瞬間を楽しんでいたことを明かした。カメラが回っていない時にも、2人が笑顔で会話を交わす様子も映し出され、撮影を通して信頼関係を築いた2人が、劇中で心を通わせていくすみれと浩二の関係性をどのように演じているのかにも期待が高まる。
さらにクランクアップでは70作を共にしてきた、倍賞と監督との強い絆を感じさせる熱いハグの瞬間も映し出されている。
映画『TOKYOタクシー』は、11月21日より全国公開。

