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映画『プリンセス・ダイアナ』、ダイアナ元妃の第一子懐妊に沸くイギリスの本編映像到着

映画

映画『プリンセス・ダイアナ』メインビジュアル
映画『プリンセス・ダイアナ』メインビジュアル(C)Kent Gavin

 没後25年となるダイアナ元英皇太子妃の人生をたどるドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』より、ダイアナ元妃が第一子を懐妊し、国民が歓喜に沸く1982年当時の映像を収めた本編映像が解禁された。

【動画】ご懐妊ニュースにイギリス国民が歓喜 映画『プリンセス・ダイアナ』本編映像

 9月8日、歴代最長となる70年間、イギリスの君主として在位してきたエリザベス女王が逝去。世界中から悲しみの声が届く中、英国王室は新たな時代を迎え、チャールズ皇太子が国王に、そしてウィリアム王子が皇太子に就任した。この一家を語るうえで避けて通れないのが、ウィリアム皇太子の母親で、没後25年を迎えるダイアナ元英皇太子妃だ。

 本作は、ダイアナ妃の世界初となる劇場版ドキュメンタリー。アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞にノミネートを果たした経験を持つエド・パーキンズ監督(Netflix『本当の僕を教えて』)が手掛けた。

 歴史に残る結婚式。子どもが生まれた日。離婚にまつわるスキャンダル。AIDSの子どもを抱きあげる姿。そして彼女が亡くなった日―。カメラは全てを映し出していた。世界中で25億人が見たという「ダイアナ妃の葬儀」。むきだしの映像が、ダイアナ元皇太子妃の人生を物語る。

 ダイアナ妃の人生、そして悲劇的な死については過去にも何度も語られてきたが、本作は1981年にチャールズ皇太子と婚約する数週間前から、世界中が悲しみに暮れた突然の死までの16年間が、当時のニュース番組の映像やホームビデオなど、あらゆるアーカイブ映像をつなぎ合わせて語られ、これまで以上にダイアナを新鮮で身近に感じられるよう構築されている。

 今回解禁されたのは、ダイアナ元妃が第一子のウィリアム皇太子を懐妊し、イギリス中が歓喜に沸いた1982年当時の映像を収めた本編映像。多くの客が買い物をしているスーパーマーケットの店内で、突然「おめでたいニュースをお伝えします。バッキンガム宮殿がダイアナ妃の懐妊を発表。出産予定は6月です。みんなで皇太子夫妻を祝福しましょう」というアナウンスが流れるところから始まる。

 お祝いムードに包まれる国民たちは、まだ誕生してもいない跡継ぎを想いシャンパンで乾杯。ある男性は「まだお互いを理解してないと思ってたけど」と、まるでダイアナとチャールズの知り合いであるかのように語り、またある男性は「男でも女でもいい。王室が継続するなら」とロイヤルファミリーの繁栄を祈るなど、それぞれ喜びを表現。英国王室がいかに国民から愛され、距離が近い存在となっているかが伝わってくる映像となっている。

 同映像を見ると、今回のエリザベス女王の逝去が、英国の国民にとってどれほど悲しい出来事なのかが容易に理解できる。また、当時国中が誕生を待ちわびていたウィリアム王子が皇太子となり、チャールズ国王がかつてのダイアナの称号“プリンセス・オブ・ウェールズ”をキャサリン皇太子妃に授けたことで、国民がダイアナにも改めて思いを馳せている。新たな英国王室が誕生した今、愛に溢れたダイアナの人生をスクリーンで振り返ってみたい。

 ドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』は、9月30日より全国公開。

映画『プリンセス・ダイアナ』本編映像

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