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アントニオ猪木さん「最期の言葉」 公式YouTubeが公開

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アントニオ猪木さん(2017年撮影)
アントニオ猪木さん(2017年撮影) クランクイン!

 アントニオ猪木さんが1日、心不全のため亡くなったことが分かった。79歳だった。同日、猪木さんの公式YouTubeチャンネル「アントニオ猪木『最後の闘魂』」が更新され、猪木さんの「最期の言葉」が公開された。

【動画】アントニオ猪木さん「最期の言葉」

 9月21日に撮影されたというこの動画。この日、「本格的にYouTubeを再開したい」という連絡を受けた撮影スタッフが、病気療養中だった猪木さんの自宅を訪問するところから動画はスタート。ベッドで横になる猪木さんは自力では状態を起こせないほど衰弱していたが、スタッフからなぜYouTubeを再開しようと思ったのかと尋ねられると、「別にやりたくないよ」と返してニヤリ。変わらない猪木節でスタッフを笑わせた。
 
 ところどころ猪木さんの発言が聞き取れない部分もあり、動画ではテロップのフォローが難しいと断りをいれつつ、「喋りをカットするのは勿体ない」という判断から、「ほぼ編集なし」での配信だと伝えている。

 猪木さんはありのままの今の自分を見てほしいという意思を語り、今回、本来は自宅の別室で撮影する予定だったが、ベッドで横になる「弱っている自分」の姿を撮ることになったという。
 
 また、猪木さんはしゃべりづらくなっていることから、「寝ていても口を動かす練習をしている」と語り、YouTube撮影に向けて準備を重ねていたことも語っていた。YouTube以外のやりたいことを尋ねられると、環境問題への関心を口にし、「これだけ汚してしまった地球を、自分たちの手でもう一回きれいに掃除すべきだ」と語り、「世界に向けて猪木しかできないこと、『どうだー!』と大きな声が出せる日がもうすぐそこに来ています」と、完全復活への強い意思を見せていた。
 
 来年2月で80歳を迎えようとしていた猪木さん。「『もうそろそろ猪木さん楽をしてください』という人が誰もいない(笑)」とニコニコしながら語っていた。スタッフが「まだまだ猪木さんに先頭を走ってほしいです」と伝えると、「その声が一番俺の敵なの(笑)。でも敵がいる限りいいじゃない(笑)」とも快活に語っていた。

 動画のコメント欄にはファンからの追悼のコメントが寄せられ「猪木さん、今まで勇気をありがとうございました」「涙が止まりません。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました」「涙が出ました。 永遠のヒーロー。 天国でも皆に元気を与えてください」といった声があふれ、英語など外国語での書き込みも寄せられており、猪木さんの死を世界中のファンが悼んでいる。

 なお、この日の動画には続編があるようで、最後は「次回 猪木がまさかの行動に出る」というテロップで終わっている。

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