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史上最悪な会議の全貌に迫る―『ヒトラーのための虐殺会議』予告編&ポスター解禁

映画

映画『ヒトラーのための虐殺会議』場面写真
映画『ヒトラーのための虐殺会議』場面写真(C) 2021 Constantin Television GmbH, ZDF

 1100万のユダヤ人絶滅政策を決定したヴァンゼー会議の全貌に迫る映画『ヒトラーのための虐殺会議』より、予告編と日本版ポスタービジュアルが解禁された。

【動画】史上最悪の“ヴァンゼー会議”の開催日ちょうど81年後に公開される映画『ヒトラーのための虐殺会議』予告編

 1942年1月20日正午、ドイツ・ベルリンのヴァンゼー湖畔にある大邸宅にて、ナチス親衛隊と各事務次官が国家保安部代表のラインハルト・ハイドリヒに招かれ、高官15名と秘書1名による会議が行われた。議題は「ユダヤ人問題の最終的解決」について。この「最終的解決」とは、ヨーロッパにおける1100万ものユダヤ人を計画的に抹殺することを意味するコード名。会議では、移送、強制収容と労働、計画的殺害など様々な方策を誰一人として異論を唱えることなく議決。その時間は、たったの90分だった。

 本作は、アドルフ・アイヒマンによって記録されたこのヴァンゼー会議の議事録に基づき、80年後の2022年にドイツで製作された歴史ドラマ。

 予告編は、静かなヴァンゼー湖畔に立つ大邸宅の一室に、親衛隊少佐のルドルフ・ランゲ、親衛隊中佐のアドルフ・アイヒマンやハインリヒ・ミュラー、司法省、内務省、外務省など政府省庁の代表らエリート高官が、12時開始の会議を前に次々とやってくる場面から始まる。「やれやれユダヤ人問題か」とつぶやく者。「こいつは好かん、下座だ」と会議の席を決める者。「まるで職場の飲み会だ。互いの腹を探り合うのさ。ビールなしでさ」と話す者。衝撃的な議題であるにもかかわらず、まるで通常のビジネス会議のような光景が繰り広げられる。

 会議中、「ユダヤ人問題の打開には、“最終解決”しかあり得ません」と会議のホストであるハイドリヒは強く語り、「1100万人のユダヤ人処理」が提案される。続いて「移送」「強制収容と労働」「計画的殺害」という恐ろしい計画があたかもビジネスのタスクのように、出席者からの異論なく淡々と話し合われていく。そして「お孫さんに話せますよ。歴史が変わる瞬間を間近で“体験した”とね」という出席者の言葉が、この知られざる戦慄の実話の本質を物語る…。

 日本版ポスタービジュアルは、ラインハルト・ハイドリヒを中心に、軍服やスーツ姿の出席者が整然と会議をする様子を収めたもの。中央には、「議題:1,100万のユダヤ人絶滅政策」という恐ろしい目的を配置している。

 すべてのドイツ占領下および同盟国から、東ヨーロッパの絶滅収容所へのユダヤ人強制送還の始まりとなった「ヴァンゼー会議」。本作のプロデューサーは「ドイツの歴史の中で最も暗い章であるヨーロッパでのユダヤ人殺害と迫害の聴衆、この会議が果たした役割を私たちは忘れてはならない」と語る。開催から80年後の今、明らかとなった史上最悪の会議の全貌をスクリーンで目撃したい。

 映画『ヒトラーのための虐殺会議』は、2023年1月20日より全国公開。

映画『ヒトラーのための虐殺会議』予告編

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