『仮面ライダーBLACK SUN』、ヒロイン役平澤宏々路の変身シーン解禁 「西島さんに負けないくらいやろう!」
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■平澤宏々路(和泉葵役)
オーディションに受かったと聞いた時はすごく嬉しかったです! いただいた台本を読んで「これはとんでもない作品に受かってしまったぞ…」と感じました。仮面ライダー作品で50周年記念作品…他キャストの方の豪華さ…タイトルの重さに、改めて震えました。
和泉葵という役は今まで演じたことのないキャラクターだったし、アクションも盛りだくさんだったので、新しい事にチャレンジできるというワクワク感もありましたが、台本をいただいてから、白石監督とお会いできるまで、自分のやりたい事が大量に出てきてしまって、「あれもできる!」「こっちでも面白い!」なんて考えていたら頭の中でいろんな“和泉葵”が出来てすごく悩みました。
白石監督には、ほぼ毎シーン、役について相談して…今思うと、異常なぐらい監督の元で役について話していたと思います(笑)白石監督が一人の俳優として対等に接してくださるのがすごく嬉しくて、安心して現場に臨むことが出来ました。
共演シーンの多かった西島秀俊さんには、初日の撮影で「葵に対しては、本当の娘のように接するからよろしくね」と言われたのがすごく印象に残っています。その一言だけで南光太郎という役に向き合う、強いエネルギーを感じましたし、「この強さには、普通では対応できない。西島さんに負けないくらいやろう!」と、自分自身も強く思いました。
一番お気に入りのシーンは、洞窟で仮面ライダーBLACK SUN/南光太郎が復活するシーンです。いろんなことを経験して葵は光太郎に対して愛情が、光太郎は葵に対して信頼が生まれる、二人の感情の変化がすごく表れているシーンだなと思います。このシーンは1日かけて撮影したのですが、葵と光太郎の関係を思うと涙が止まらなくなってしまい、ずっとポロポロ泣いてたら、西島さんに「どうしてそんなに泣けるの?」と聞かれました(笑)光太郎の存在を感じていたくて、待機中もずっと西島さんの近くにいたのを覚えています。
作品の中で出てくるキャラクターは、皆それぞれの“正義”を信じ、それを貫いています。“悪”はいけないものだと強く批判することも、見方を変えれば“悪”になりうる。人それぞれ、価値観や考え方、感じ方があるのだと、深く考えさせられる作品でした。キャラクター達がそれぞれの“悪”と闘い、その結末がどうなっていくのか、是非見届けていただけたらと思います。
仮面ライダー50周年記念の本作、仮面ライダーファンの方はもちろん、多くの世代の方に刺さる、惹き込まれる作品になっています! 是非ご覧ください!