ブルーノ・マーズ来日公演、5日間で約21万人動員 「上を向いて歩こう」&嵐への提供曲歌唱も
MCでは、「ありがとう!」と何度も感謝を述べるブルーノ。汗をぬぐいピアノに座ると、「僕が歌う曲がわかるかな?」とゲームのように次々とワンコーラスずつヒット曲を披露。ブルーノも制作に参加したCeeLo Greenの「F**k You」やフィーチャリングで参加したSnoop Dogg & Wiz Khalifaの「Young Wild and Free」、さらに日本語で「上を向いて歩こう」を熱唱。またこの日だけの「Count on Me」をパフォーマンスし、最後はアンダーソン・パークとユニット・Silk Sonicの「Leave the Door Open」で締めくくる。なお東京公演初日には、嵐に楽曲提供した「Whenever You Call」を歌うシーンもあった。
メドレー・コーナーを終えると、セカンド・アルバム『Unorthodox Jukebox』から「When I Was Your Man」へ。その後、読売ジャイアンツの野球ユニフォームを纏って登場すると(背番号は1、名前の部分には「KAWAII」と刺繍入り)、ファースト・アルバム『Doo‐Wops & Hooligans』収録曲「Grenade」に突入。しっとりしたバラードから緊迫感のある張り詰めたサウンドで楽曲の幅の広さを見せつける。
「Locked Out of Heaven」では再び会場はダンスフロアに。サビに入るとゴールドの紙吹雪が大量に会場を舞う。そしていよいよ本編のラスト。ブルーノは「この歌の一語一句をみんなに贈るよ」と、大ヒット曲「Just the Way You Are」を披露。日本のファンに笑顔を届け、「今夜は本当にありがとう! 世界でお気に入りの国の1つである日本に来れてうれしいよ! 次来た時はもっと日本語上手になって戻ってくるね!」と話してステージを後にした。
割れんばかりの拍手の中、「トーキョー! もう一曲聴きたいかー!?」と再びステージに姿を現したブルーノは、いよいよこのツアー最後の楽曲となるMark Ronsonと歌った「Uptown Funk」をパフォーマンス。ステージから炎のパイロがあがり、さらに消防士に扮したダンサーがスモークをまくという演出も。最後の最後まで圧倒的なエンターテイメントで日本のファンも狂喜乱舞の盛り上がりの中、約21万人を動員した5日間に及ぶジャパン・ツアーの幕が閉じた。