『PICU』“南”大竹しのぶ、病気を告白 “武四郎”吉沢亮の苦悩に「胸が苦しい」の声
俳優の吉沢亮が主演を務めるドラマ『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系/毎週月曜21時)の第7話が21日に放送。武四郎(吉沢)の母・南(大竹しのぶ)が病気を告白し、武四郎が苦悩する姿に反響が集まっている。
【写真】『PICU 小児集中治療室』第7話 南(大竹しのぶ)、病気を告白
ある日、武四郎は家のテーブルに置いてあった南の薬を見つける。武四郎が南を問いただすと、南は診断書を武四郎に見せた。南はがんを患っていたのだ。武四郎は南に丘珠病院に来るように言い「一緒にがんばろう。金のことなら心配すんな」と告げるが、南は「治療しないから」「そう決めたの。先生に言われた。もうずいぶん悪いから。もういいの」と答える。
その後、武四郎から話を聞いた植野(安田顕)は、南に「治療というのはその人その人によって最適な形があります」と話し「最後に決めるのはご本人だと思います」と寄り添う。がんの治療に嫌な思い出があるという南に、植野が「痛みや苦しみを取り除くためだけの治療もあります。そういうケアが得意な医者もうちの病院にいます。そういった治療をしに一度お越しいただけないでしょうか」と提案すると、南は「わかりました」とうなずいた。
武四郎は植野に「初めて医者になったことを後悔しました。医者なのに母親の病気に気づけないっていうのはどれだけバカなんでしょう」と吐露。知識だけ中途半端にあり母の診断書を読んで「最悪の場合を考えなければいけないケースだ」とわかってしまったと言い「医者でなければそんなことにも気づかず前向きになれたかもしれません。母がこれからどれだけの痛みや苦しみを負うことになるのか、治療しないのであればどれだけの残された時間があるのかとか、そういうことの予想がついてしまって」と打ち明ける。
植野は「僕たちがやれることは、あるところまでは人間の仕事なんだけど、あるところから先は神様の領域で、どんなにがんばってもたどりつけない。家族のことが一番悲しい。それは、まったく恥ずかしいことでも、申し訳ないと思うことでもないよ」と武四郎に優しく寄り添うのだった。
南の病気が発覚し、医者であるがゆえの武四郎の苦悩が描かれた今回。視聴者からは「切なかった」「辛すぎる」「武四郎とお母さんの対話シーンすごくよかった」「リアル」「胸が苦しい」などの声が続出。植野が優しく寄り添う姿にも「本当にあったかくて愛の人」「理想の上司であり先生」「ほんと素敵」などの反響が集まった。