『鬼滅の刃』“ギャップ”魅力のキャラ集結 「遊郭編」見どころ振り返り
遊郭で炭治郎たちが見つけたのは、鬼の堕姫。彼女は、鬼を支配する鬼舞辻無惨の直属の配下である十二鬼月のうち上位6名の1人、“上弦の陸”だった。圧倒的な力と美ぼうを持つ堕姫は「京極屋」で蕨姫という名前の妖艶な花魁として潜んでいた。
しかし、少しでも気に障ることがあれば後輩の花魁へ暴力を振るったり、遊女を自殺に追い込んだりと、極悪な言動も印象深い。宇随の嫁たちの失踪を含め、この遊郭での事件などすべて堕姫の仕業であることが暴かれていく。
端麗な容姿と残忍な性格。2つの強烈な個性を持つ堕姫は、敵方の鬼であるにもかかわらず登場時から虜になる視聴者が続出。後に悪行を重ねる鬼としての彼女からは想像もつかない過去が明らかになると、そのギャップが人気に拍車をかけた。
■鬼殺隊と上弦の陸の火花散る戦い
やがて、鬼の正体を突き止めた炭治郎や宇随ら鬼殺隊が堕姫と対決。遊郭全体を巻き込む戦いへと発展すると、窮地に追い込まれた堕姫の中から、彼女の兄・妓夫太郎が姿を現す。さらなる強敵が現れたことで、戦いは全く先の読めない展開に。豪快な技を次々と仕掛ける宇随、ヒノカミ神楽を繰り出す炭治郎など、ダイナミックで息もつかせぬ戦闘シーンは「遊郭編」屈指の見どころだ。
来年2月3日から公開される『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』では、「遊郭編」のクライマックスである第10話、第11話に加え、4月から放送予定の新シリーズ「刀鍛冶の里編」第1話をひと足先に上映予定。劇場のスクリーンに映し出される大迫力の戦闘や新たな展開に期待が高まる。
『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』は、2023年2月3日より日本公開。