ヘンリー王子、叔父アンドルー王子のセックス・スキャンダルを王室で初めて非難
自叙伝『スペア』の発売を控えるヘンリー王子。本の中で、性的虐待容疑のある叔父のアンドルー王子について、王室メンバーとして初めて言及し、「恥ずかしいスキャンダルだ」と非難したことがわかった。
【写真】エリザベス女王の国葬に参加するアンドルー王子
少女売春あっせんで有罪判決を受けたジェフリー・エプスタインとの関係が取り沙汰されて、公務を引退しているアンドルー王子。これまで、王室メンバーはこの件について口を閉ざしているが、1月10日に発売される自叙伝『SPARE(原題)』で、ヘンリー王子がこれに初めて言及したそうだ。
MailOnlineによると、王室を離脱しアメリカに移住すると、王室からの警護を外されるのではないかと懸念する妻メーガン妃に、ヘンリー王子は、王室には2人を守る義務と黙約があると答え、「叔父さんが警護を受けているのだから、外されることはありえない」と記しているそうだ。
それでも心配するメーガン妃に、ヘンリー王子は「ありえない」とコメント。2人に対するヘイトが高まっており、また母のダイアナ妃がパパラッチに追われた後事故で亡くなった事を踏まえると、警護を外される訳はないと答えたという。
続けて、「それに、アンドルー叔父さんのこともある。若い女性への性的暴行という、恥ずかしいスキャンダルで非難されたにも関わらず、誰も叔父の警護を外そうと言っていない。僕らはあらゆる理由で非難されているけれど、性犯罪を起こしたとは言われていない」と記しているそうだ。
なおイギリス政府は、ヘンリー王子夫妻が2020年に王室を離脱する際、警察による警護を行わないと決定。これを受け、昨年7月に王子側が不服申し立てを行い、裁判所が合法性を審査する事が明らかになっている。