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ロバがたどる放浪の旅 イエジー・スコリモフスキ監督7年ぶり最新作『EO イーオー』日本版ポスター解禁

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映画『EO イーオー』日本版ポスタービジュアル

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 第75回カンヌ国際映画祭にて審査員賞・作曲賞の2部門を受賞した、イエジー・スコリモフスキ監督の7年ぶりとなる最新作『EO イーオー』(5月5日公開)より、日本版ポスターが解禁された。

【写真】『EO イーオー』場面写真

 本作は、戦後のヨーロッパ映画界で最も評価の高い映画監督の一人とされるポーランド出身のイエジー・スコリモフスキの最新作。

 主人公は“EO(読み:イーオー)”という名前のロバ。サーカスで幸せに暮らしていたEOが、動物活動家のグループに連れ去られ、人間に仕え続けながら旅をするさまを描く。ロベール・ブレッソン監督作『バルタザールどこへ行く』にオマージュを捧げ、独特の視点から混沌とした人間社会を描く、スコリモフスキの集大成ともいえる作品だ。出演は、サンドラ・ジマルスカ、ロレンツォ・ズルゾロ、イザベル・ユペール。
 
 第75回カンヌ国際映画祭で審査員賞・作曲賞の2部門、全米映画批評家協会賞では外国語映画賞・撮影賞の2部門を受賞したほか、世界の映画祭でさまざまな賞を獲得。本年度の第94回アカデミー賞国際長編映画賞のポーランド代表作品にも選ばれ、ノミネーションが期待されている。

 日本版ポスタービジュアルは、ヴィヴィッドな赤色をバックに、無垢な眼差しを向けるEOが大きく描かれたもの。その顔の横には、「鮮烈」(THE NEW YORK TIMES)、「希少な大胆さ」(SIGHT AND SOUND)という本作に寄せられたメディアからの称賛コメントが添えられている。

 EOの旅を見守りつつ、ある時はEOの目線で予期せぬ荒波を潜り抜けることになる本作。人間のおかしさと愚かさを、全くの別視点から体感させる映像に、世界中から多くの称賛が寄せられている。御年84歳にして新たな世界を切り拓く、スコリモフスキ監督の感性とその独創性に注目だ。

 映画『EO イーオー』は、5月5日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開。

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