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アカデミー賞フィンランド代表!<ジェネレーションZ>の青春映画『ガール・ピクチャー』本ポスター&場面写真解禁

映画

 第38回サンダンス映画祭でワールドシネマドラマ部門観客賞を受賞し、第95回アカデミー賞(R)国際長編映画賞部門フィンランド代表に選出された映画『ガール・ピクチャー』(4月7日公開)より、本ポスターと場面写真が解禁された。

【写真】ティーンエイジャーのリアルを映し出した『ガール・ピクチャー』場面写真

 本作は、<たった3度の金曜日>で人生を変えることになる3人の少女たちの物語。ときにはつまづきながらも誰かと寄り添い、自由を獲得する方法を学んでいく少女たちの姿を通して、ティーンエイジャーが抱える性、人間関係、未来への悩みをリアルに映し出す北欧発<ジェネレーションZ>のみずみずしい青春映画だ。

 最初の金曜日。クールでシニカルなミンミ(アーム・ミロノフ)と、素直でキュートなロンコ(エレオノーラ・カウハネン)は同じ学校に通う親友。放課後はスムージースタンドでアルバイトしながら、恋愛やセックス、そして自分の将来への不安や期待についておしゃべりを楽しんでいる。

 そんな中、「男の人と一緒にいても何も感じない自分はみんなと違うのでは?」と悩み続けていたロンコは、理想の相手との出会いを求めて、果敢にパーティーへと繰り出す。一方、ロンコの付き添いでパーティーにやってきたミンミは、大事な試合を前にプレッシャーに押しつぶされそうになっているフィギュアスケーターのエマ(リンネア・レイノ)と急接近し―。

 感情的な部分はあっても心優しいミンミを演じるのは、12歳から俳優業をスタートし、ウラ・へイッキラ監督作『エデン』で初主演を務めた2000年生まれのアーム・ミロノフ。静かなたくましさを持つロンコ役を、俳優のほかダンサーやシンガーでもあり、本作が長編映画デビューとなるエレオノーラ・カウハネン。フィギュアスケートに青春を注いできたエマ役には、ドラマや映画で活躍中のリンネア・レイノ。

 監督は、自分の声を見出していく女性作家を描いた映画『Love and Fury』でデビューし、強い女性たちが主導するストーリーを生み出し続けるアッリ・ハーパサロ。脚本は、大学在学中に出会ったという気鋭の脚本家ダニエラ・ハクリネンとイロナ・アハティが、自身の経験も振り返りながらつづった。ノーベル平和賞を受賞した社会運動家のジェーン・アダムズにちなんで名づけられたシチズン・ジェーン・プロダクションによって製作され、第38回サンダンス映画祭ワールドシネマドラマ部門観客賞を受賞し、さらに第95回アカデミー賞(R)国際長編映画賞部門のフィンランド代表にも選出された。

 本作では、同性同士で深い関係になるミンミとエマも、アセクシュアル(他者に対して性的欲求や恋愛感情を抱かないセクシュアリティー)の可能性があることに悩むロンコも、果敢に自分自身を追求し、感情やセクシュアリティーについて語ることを恐れない。ヘテロセクシュアル(異性愛)やシスジェンダー(割り当てられた性別と性自認が一致している人)を前提とせず、むしろそれぞれに異なる恋愛指向があることを当たり前として物語は進む。そんな3人のガールの物語は、流動的でたくましく、まぶしいほどのエネルギーに満ちており、Netflixシリーズ『セックス・エデュケーション』や『ハートブレイク・ハイ』を彷彿とさせる。

 本ポスターは、3人の少女たちが、真っ直ぐに前を見据えながらフレームに収まる姿を捉えたもの。横には「どんなあなたも、愛してる」というキャッチコピーが添えられ、彼女たちの意思の強さを感じさせると同時に、多感で多彩な10代の気持ちを表すような美しいグラデーションカラーが印象的なビジュアルとなっている。

 場面写真は4点。パーティへ出かける前にメイクアップを楽しむ様子や、スムージースタンドでアルバイトする姿など、いずれも10代の少女たちの“たわいもないけれど2度と戻らない”美しい日常風景をを切り取ったものとなっている。

 映画『ガール・ピクチャー』は、4月7日より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。

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