アカデミー賞最多ノミネート『エブエブ』、場面写真11点解禁　監督が日本カルチャーの影響明かす

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公開日：2023/1/31 18:00

アカデミー賞最多ノミネート『エブエブ』、場面写真11点解禁　監督が日本カルチャーの影響明かすの

【写真】カオスなマルチバースの世界を一挙公開！　映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』場面写真

　本作は、「マルチバース」と「カンフー」が融合したカオスな世界観で繰り広げられる壮大な異色作にして、まさかの超感動作。本年度ゴールデン・グローブ賞では2部門受賞4部門にノミネートされ、先日のアカデミー賞では作品賞を含む10部門11ノミネートの最多受賞を果たしている。

　主演は『シャン・チー／テン・リングスの伝説』でもキレッキレのアクションを魅せたレジェンド女優ミシェル・ヨー。共演は『インディ・ジョーンズ／魔宮の伝説』『グーニーズ』で当時一世を風靡したキー・ホイ・クァン。そして『スイス・アーミー・マン』のダニエル・シャイナート＆ダニエル・クワン（通称：ダニエルズ）が監督を務める。

　経営するコインランドリーは破産寸前。トラブルだらけの家族を抱え、まさに人生どん底の主婦エヴリン（ミシェル・ヨー）。ある日、彼女のもとに“別の宇宙（ユニバース）から来た”と名乗る夫ウェイモンド（キー・ホイ・クァン）が現れる。「全宇宙を救えるのは君だけだ」と突如世界の命運を託されたエヴリンは、あぜんとしながらも夫に導かれマルチバースへ大ジャンプ。“別の宇宙を生きるエヴリン”が持つさまざまな力を得て、予想も常識もはるかに超えた壮大な闘いに挑んでいく。

　そんな『エブエブ』から全人類未体験のトンデモワールドを捉えた場面写真11点が一挙解禁。割れた鏡に映るようにして現れた“別次元の自分”に混乱するエブリン、カンフーの達人である別の平行世界にいる＜エヴリン＞の力を得て小指立て伏せに励むエブリンなど、奇天烈なマルチバースの世界で彼女が救世主（？）の力に目覚めていく様子が捉えられている。

　また、エヴリンの前に立ちはだかるユーモアたっぷりのヴィランの姿も明らかに。殺気みなぎる飛びヒザ蹴りで襲い掛かるディアドラ（ジェイミー・リー・カーティス）、ド派手なファッションに身を包み、全宇宙をブッ壊そうと目論む実の娘・ジョイ（ステファニー・スー）、そして敵か味方か謎の白い軍団の正体は？

　前作『スイス・アーミー・マン』に続き、本作でも異次元の才能を発揮した監督コンビ“ダニエルズ”。「時々、ボクらの映画は独創的ですごく奇妙なオリジナル作品だと言われると、“アニメを見たことがありますか”と思わず聞いてしまいます。『マインド・ゲーム』（湯浅政明監督）や『パプリカ』（今敏監督）、『もののけ姫』（宮崎駿監督）まで、日本のアニメ作品などあらゆるものからインスピレーションを受けてこの映画を作ったので、日本の皆さんにはぜひ楽しんでもらいたいと思っています」と日本カルチャーからも多大な影響を受けたことを明かしている。

　映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は、3月3日より全国公開。