キー・ホイ・クァン、オスカー受賞スピーチで『グーニーズ』のジェフ・コーエンに感謝
第95回アカデミー賞で見事助演男優賞に輝いたキー・ホイ・クァンが、受賞スピーチで『グーニーズ』で共演したジェフ・コーエンに感謝。他の共演者からも応援メッセージを受け取っていたことを明かした。
【写真】『グーニーズ』子役たち、昔と今を写真で見る
日本時間3月13日、米ロサンゼルスのドルビー・シアターにて第95回アカデミー賞授賞式が開催され、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のキー・ホイ・クァンが見事助演男優賞を獲得した。
キーは、1984年に公開されたハリソン・フォード主演の『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で映画デビューを果たし、『グーニーズ』に出演するなど子役としてブレイクしたが、アジア系俳優に活躍の場が少なかったことから表舞台を離れ、本作で見事本格復帰を果たした。
受賞スピーチでは、難民としてアメリカに入国し、紆余曲折を経てオスカーのステージに立つまでに至ったことにふれ、「こういうことは、映画の中でしか起こらないと聞きますが、自分の身に起きたとは信じられません」とコメント。そして、家族や関係者とともに、『グーニーズ』で共演したジェフ・コーエンに「生涯のグーニーズブラザー!」と感謝を述べた。
『グーニーズ』で仲間の一人、チャンク役を演じたジェフは、子役として活動したのち、演技の世界を離れ、現在はエンターテイメント専門の弁護士としてハリウッドで活躍している。キーが『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に起用された際には代理人を務め、交渉にあたったそうだ。
Peopleによると、キーはまた授賞後の会見で、「『グーニーズ』ブラザーの一人、コリー・フェルドマンが電話をくれました。ケリー・グリーンも、そしてもちろんジェフ・コーエンとも話しました。彼は僕の弁護士で今夜も一緒に来ています」と述べ、『グーニーズ』の子役仲間から連絡をもらったこと、そしてスピーチでジェフに感謝を述べた理由を説明。
「『グーニーズ』の仲間たちが皆大好きです。彼らもみんな、喜んでくれています。ショーン・アスティンもジョシュ・ブローリンも、マーサ・プリンプトンも連絡をくれました。僕らはずっと繋がっています。僕らはファミリーなんです」と話し、『グーニーズ』に登場する名セリフ「グーニーズは死にっこない!」と語った。
なおアカデミー賞の授賞式では、作品賞のプレゼンターとして登場したハリソンとキーが、ステージ上で熱いハグを交わす姿もキャッチされた。