<アカデミー賞>『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が作品賞に輝く 驚異の7冠達成
日本時間3月13日、第95回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催され、「マルチバース」と「カンフー」が融合した世界観で壮大なSFアクションとファミリードラマを描く『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が作品賞に輝いた。
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新進気鋭の製作・配給スタジオA24が手掛け、全世界興収1億ドルを突破、同スタジオ史上No.1のヒットを記録した本作。アカデミー賞では最多10部門11ノミネートを果たし、作品賞のほか、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、編集賞の7冠を達成。主要部門をほぼ独占する驚異の強さを見せた。
中国からの移民エヴリンは、トラブルだらけの家族と破産寸前のコインランドリーを抱え、困窮していた。ある日、彼女の前に“別の宇宙から来た”という夫のウェイモンドが現れる。唐突に世界の命運を託されたエヴリンは、夫に導かれ想像もできない壮大な闘いに身を投じることに…。
監督はダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート。ミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァン、ステファニー・スー、ジェイミー・リー・カーティスらが出演し、4人はそれぞれ主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞の候補に入り、全員オスカー初ノミネートを飾った。
世界の賞レースを席巻し、映画界に“エブエブ旋風”を巻き起こした本年度随一の話題作が、アカデミー賞作品賞も制した。
<第95回アカデミー賞作品賞:候補一覧(★が受賞作品)>
『西部戦線異状なし』
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
『イニシェリン島の精霊』
『エルヴィス』
★『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
『フェイブルマンズ』
『TAR/ター』
『トップガン マーヴェリック』
『逆転のトライアングル』
『ウーマン・トーキング 私たちの選択』