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『ガンニバル』“鬼才”片山慎三監督が語る柳楽優弥&笠松将の魅力

ドラマ

ディズニープラス『ガンニバル』場面写真
ディズニープラス『ガンニバル』場面写真(C)2022 Disney

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笠松将

 ディズニープラス「スター」にて配信中のドラマ『ガンニバル』の片山慎三監督が、主人公の警察官・阿川大悟を演じる柳楽優弥と、舞台となる供花村を支配する後藤家次期当主・後藤恵介に扮する笠松将の俳優としての魅力を語るコメントが到着した。

【写真】柳楽優弥×笠松将、笑顔のメイキングショット

 本作は、累計発行部数210万部を超える二宮正明の同名漫画を実写ドラマ化したヴィレッジ・サイコスリラー。狂気の世界へと誘われて行く主人公の警察官・阿川大悟役を柳楽、供花村を支配する後藤家次期当主・後藤恵介役を笠松が演じる。監督を務めたのは、映画『岬の兄妹』『さがす』が国内外で絶賛された鬼才・片山慎三。

 2022年12月28日より配信がスタートし、残すところあと1話となった本作。特に注目を集めているのが、怪演が話題の柳楽優弥(阿川大悟役)と、圧倒的な存在感を放つ笠松将(後藤恵介役)だ。

 そんな二人を演出した片山監督は、自らの演出について「本当に必要なことを必要なだけしか言いません。監督としては『見えているもの』を大事にしています。いろいろ(俳優に)言うと、『演出した気になる』んですが、いろいろ言ったことで芝居がOKになるとは限らないんです。必要最小限に具体的なことだけを伝えることで、僕自身が先に満足しないようにしているといいますか。僕の中には『幕』みたいなものがあって、その幕を正面から突き破ってくるものに心を動かされます。それが僕にとってのいい演技であり、OKが出せる演技です」と話す。

 正義感の強さゆえに狂気の淵へと追い詰められていく主人公・阿川大悟を演じた柳楽については「柳楽さんは動物的な瞬発力にすぐれた役者さんだと思いました。子どもの頃からずっと演技をされているので、僕が思いも付かないようなアイデアを出してくださるし、こちらからの提案も受け止めて演じてくださる。しかも、思っていた以上のものを出される」と大絶賛。

 また供花村の異様な雰囲気の中心にいる、後藤家の次期当主後藤恵介を演じた笠松については「笠松さんも俳優としての感覚がすぐれている人です。加えて、彼自身の存在感みたいなものがあって、後藤家の中にいるだけで恵介の立ち位置がわかる。年齢も30歳で、笠松さんがこれから俳優業を続ける中できっと感じるであろう葛藤や不安が、恵介のそれと掛け合わさって、より恵介の感情が明らかになっていくんじゃないか、と。実際、僕にはそれが感じられてよかった」と語る。

 俳優自身の良さを役に生かす事を常に意識していると言う監督は「そういうものが恵介には出ていると思います。いい意味で、笠松さんは完成されていないんです。ちゃんと役に向き合って悩んでくださったし、悩むことがそのまま恵介につながったと思います」と明かしている。

 日本発ディズニープラス「スター」オリジナルドラマシリーズ『ガンニバル』は、ディズニープラス「スター」にて独占配信中。

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