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瀬戸康史×上野樹里、スペシャルドラマ二夜連続放送 発達障害の夫と寄り添い続ける妻の夫婦純愛描く

ドラマ

『私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』ビジュアル
『私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』ビジュアル(C)テレビ朝日

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瀬戸康史

上野樹里

市川拓司

岡田惠和

 瀬戸康史が主演を務め、上野樹里と共演するスペシャルドラマ『私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』が、テレビ朝日系にて4月7日、8日に二夜連続で放送されることが決定した。

【写真】『私小説』で発達障害を抱える役に挑戦する瀬戸康史

 本作は、2003年に発刊され、翌年公開の映画も興行収入48億円の大ヒットとなったファンタジー恋愛小説『いま、会いにゆきます』の著者である恋愛小説家・市川拓司が夫婦で育んできた“愛のかたち”を基に、発達障害を抱える夫と、彼に寄り添い続ける妻の純愛物語。2018年に発刊された市川の同名タイトル著書を軸に、映画『いま、会いにゆきます』も手掛けた岡田惠和が脚本を担当する。

 発達障害を抱え、社会生活で数々の困難に直面しながらも、この《傾いた個性》があったからこそ強くなり、小説家になれたという市川。彼がさまざまな苦難を乗り越えていく上で絶対になくてはならない存在――それが高校時代に出会って以来ずっと支え続けてくれた妻だった。

 前後編にわたり、ドラマの語り手となるのは、瀬戸が演じる主人公・伊佐山ジン。そして、上野が演じる彼の妻・優美。人一倍繊細であるがゆえ、無作為に人々から発せられる悪意に耐えきれず、突発的に心身が乱れてしまうジン。そんな彼が心から愛する存在で、また自身も大きな愛と一歩引いた俯瞰の目で夫を包み込む妻・優美。この夫婦の深い愛を、NHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』(2011年)以来、12年ぶりの共演となる瀬戸と上野が体現する。

 瀬戸曰く「ここまでガッツリ、一緒にお芝居するのは今回が初めて」という2人だが、その心は言葉を介さずとも、自然と共鳴。瀬戸は、「ジンは優美が大好きで、心から愛している――その揺るがない愛一本で、ジンを演じようと心掛けていました。優美を演じる樹里さんは素直で嘘がない方なので、僕もすべてをさらけ出す気持ちでお芝居ができました」と話し、上野も「瀬戸くんは『江』で演じられた美男子・森蘭丸のイメージが強かったんですけど、いざ撮影が始まったら…動きから何からジンそのもの! 撮影現場でお互い妥協することなくお芝居を追求することができましたし、それぞれ臨機応変に動いてもしっくりきたんです」と歓喜の笑みを浮かべる。

 そんな2人が本作で作り上げるのは《心温まる優しい世界》。キュッと胸が締め付けられたり、微笑ましい気持ちになったり、じんわり心が温まったり。周りの人とちょっと違うかも…と思う行動や心模様も、唯一無二の個性と捉え、のびのびと向き合って生きることで、その先にはキラキラとした新しい世界が待っている。「誰一人取り残さない」を原則とするSDGsでも、ダイバーシティー(多様性)とインクルーシブ(共生)が開発目標として掲げられる今、瀬戸&上野が先入観に囚われることなく、《誰もが享受すべき、ささやかな愛と日常》を心のままに演じる。

 原作者の市川は、ドラマについて「『いま、会いにゆきます』と手触りがよく似ている」とし、「これはあの物語の『あったかもしれないその後のふたりのお話』です。さまざまな障害や不具合を抱えているけど、夫婦仲良く支え合って生きてきたら、幸せいっぱい見つけたよ、ってそんなドラマです」とメッセージを寄せている。

 スペシャルドラマ『私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』はテレビ朝日系にて、前編は4月7日23時15分、後編は4月8日23時より放送(※一部地域で放送時間が異なる)。

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