瀬戸康史&有村架純、舞台『キュー』で9年ぶり共演 上田岳弘の原作を白井晃が演出
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瀬戸康史が主演を務め、有村架純が共演する舞台『キュー』が、11月15日より東京・東京芸術劇場プレイハウス、12月4日より大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演されることが決定した。
【写真】『キュー』原作者・上田岳弘
2019年に『ニムロッド』で芥川賞を受賞した作家・上田岳弘による長編小説『キュー』(新潮社刊)は、テクノロジーが発達し続ける人間社会の中で、「人間とは何か」「“わたし”とは誰なのか」を問いかける作品。2017年から2018年にかけて文芸誌「新潮」で連載され、のちに単行本化された。
本作では、第二次世界大戦期、現代、そして700年以上先の未来という3つの時間軸が交錯。AIやネットワーク技術の進化によって、現実と情報の境界が曖昧になっていく世界の中で、人間の記憶や存在の意味を描き出していく。
そんな壮大な物語が、長年の構想を経てついに舞台化。演出を手がけるのは白井晃。原爆投下の記憶を内包する少女と、戦時中を生きた人物の遺伝子を受け継ぐ男との出会いを通して、戦後の日本を生きる私たち人間が、どこから来て、これからどこへ向かうのかという問い(=Question)を、現代を生きる我々に投げかける。
主演を務めるのは、白井晃演出の舞台『マーキュリー・ファー Mercury Fur』で凄烈な印象を残し、映像のみならず舞台界でも確固たる地位を築いてきた瀬戸康史。以来、白井との再タッグと新たな作品づくりを望み続けていた瀬戸の思いが実を結び、満を持して待望のタッグが実現した。
本作で瀬戸が演じるのは、平凡な心療内科医として暮らしていたものの、突如として見知らぬ組織に拉致され、壮大な事件に巻き込まれていく主人公・立花徹。
立花の高校時代の同級生で、前世の記憶を持ち、「私の中には第二次世界大戦が入っているの」と鮮烈に言い放つ渡辺恭子役には有村架純。白井演出の『ジャンヌ・ダルク』で初舞台ながら鮮烈な主演を果たした有村が、5年ぶりとなる舞台出演に挑む。
瀬戸と有村の共演は、2017年公開の映画『ナラタージュ』以来9年ぶり。数々の作品を経てキャリアを重ねてきた2人が、白井晃の緻密な世界観の中でどのような化学反応を見せるのか、期待が高まる。
また、立花徹の知人で製薬会社に勤める会社員・東藤恭子役には、近年『マリー・キュリー』や『PRETTY WOMAN The Musical』など話題作への出演が続き、ミュージカル界で目覚ましい活躍を見せる石田ニコル。
冷凍睡眠から目覚めた人間に語りかける自動音声のような存在・Lost Language No.9役には、今もっとも勢いのある若手俳優・井内悠陽が名を連ねる。井内はスーパー戦隊シリーズ『爆上戦隊ブンブンジャー』主演で鮮烈なデビューを飾り、主演ドラマ『コントラスト』にも出演。内田英治監督作『TOKYO BURST -犯罪都市-』の公開も控える。
そして、立花徹を拉致した秘密結社の構成員・武藤勇作役には加治将樹。ドラマ『ちるらん 新撰組鎮魂歌 江戸青春篇』、大河ドラマ『豊臣兄弟』、映画『愚か者の身分』など数々の映像作品に出演する一方、舞台では白井演出の『マーキュリー・ファー Mercury Fur』で、過激で残虐なパーティーの首謀者・スピンクス役を熱演。それまでのコミカルなイメージを覆す圧倒的な存在感と貫禄で舞台を支配した。
さらに、立花徹の祖父であり、半世紀以上寝たきりで過ごしている男・立花茂樹役を演じるのは、白井演出の舞台『住所まちがい』や『溺れた世界』に出演し、作品の根底を支えてきた名優・田中哲司。舞台作品に確かな説得力と重厚感をもたらす存在として、本作でも圧倒的な足跡を刻む。
舞台『キュー』は、東京・東京芸術劇場プレイハウスにて11月15日〜29日、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて12月4日〜6日上演。
※白井晃、瀬戸康史、有村架純のコメント全文は以下の通り。

