＜第46回日本アカデミー賞＞妻夫木聡、『悪人』以来の最優秀主演男優賞受賞！ 3度目の最優秀に輝く
映画
「第46回日本アカデミー賞授賞式」が10日、都内で開催され、『ある男』の妻夫木聡が最優秀主演男優賞を受賞。妻夫木は、第34回『悪人』で最優秀主演男優賞、第40回『怒り』で最優秀助演男優賞に次いで3度目の最優秀賞受賞の快挙となった。
【写真】妻夫木聡、『悪人』以来の最優秀主演男優賞受賞！
『ある男』は、芥川賞作家・平野啓一郎のベストセラー小説を、映画『愚行録』『蜜蜂と遠雷』など世界的に高い評価を受けた石川慶監督が映画化した「愛」と「過去」をめぐる感動ヒューマンミステリー。妻夫木は、かつての依頼者から奇妙な相談を受ける弁護士・城戸章良を演じる。
妻夫木は「ちょうど10年ぐらい前に、『悪人』という作品で最優秀主演男優賞をいただいたのですが、その時は舞台の仕事でこの現場に来ることができなかったんです」と振り返ると「今回実際に、この場に立つことができて嬉しいです」と笑顔を見せる。
石川監督とは、映画『愚行録』、ドラマ『イノセント・デイズ』に続き、3度目のタッグとなり、自身初となる弁護士役を演じた。妻夫木は「脚本の段階から、ああでもない、こうでもないって話をさせていただいた作品でした」と思い入れが強いことを明かすと「人間にはいろいろな顔があると自分のなかで腑に落とせたとき、山田洋次監督の『妻夫木くん、あるということが大事なんだよ』という言葉がふと思い出されたんです。その言葉を頼りにこの役を演じさせてもらいました」と振り返った。
最後に妻夫木は「とにかく僕は日本映画が大好きです。これからも日本映画を盛り上げていけるように、皆さんと一緒にまた仕事ができたら嬉しいなと思っています」と客席に呼びかけていた。
■優秀主演男優賞（★は最優秀賞受賞者）
★妻夫木聡『ある男』
阿部サダヲ『死刑にいたる病』
大泉洋『月の満ち欠け』
二宮和也『ラーゲリより愛を込めて』
松坂桃李『流浪の月』
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