『ブラッシュアップライフ』、バカリズム「最終話は自分にとって打ち上げみたいな感じで書いていた」
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安藤サクラが主演を務めるドラマ『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)が、あす3月12日に最終回を迎える。最終回を目前に脚本・出演のバカリズムが物語の制作秘話や最終回の見どころについて語り、「本当に楽しい最終回だと思います。最終話は自分にとって打ち上げみたいな感じで書いていたので、個人的にも楽しい時間でした」と言葉を寄せた。
【写真】バカリズム、印象深いシーン、みーぽん(木南晴夏)の裏設定を明かす
安藤演じる33歳の独身女性の近藤麻美が、人生をゼロからもう一度やり直す地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディー『ブラッシュアップライフ』。本作がいよいよあす12日22時30分の放送で最終回を迎える。
この度、本作の脚本を担当したバカリズムが、最終回を直前にインタビューに答え、物語の制作秘話や最終回の見どころについて語った。
お気に入りのシーンについては、「難しいですね(笑)。その話ごとにお気に入りがあって、全話通してってなると難しいです!」と話すバカリズム。「でも、やっぱり印象深いのは、第1話のカラオケのシーンで帰るとき。みんなある程度歌って帰ろうってなった時に曲だけ流れていて、上着とか着ながら帰り支度をしていると、1人は歌いながら、1人は残ったポテト食べながらっていうあのシーンは、細かくは台本上には書いてなかったので、安藤(サクラ)さんのアイデアなんですが、とてもリアルで、カラオケの帰り際の空気をキャストの皆さんがああやって表現してくれたのは、やられたー!って思いました。何回見てもリアルだなと思う、とても好きなシーンです」と明かす。
最初からすべて物語は決まっていたのかを聞かれると、「最初からは全く考えていなかったです! 全くです! 最後が『パイロット編』になるなんて、1話の時点で全く思っていなかったです。元々、宇野真里ちゃん(水川あさみ)がパイロットだというのも、たまたま僕が幼馴染の賢かった子が何になっていたら『え! すごくない?』ってなるかなと、調べて出てきたものなんです。女性パイロットは、簡単になれる仕事じゃないというのを見つけたので、お医者さんよりもインパクトになるかなと思い、たまたまパイロットにしただけなんです。あとは、物理的にも“雲の上の存在になったね”って言いたくて(笑)」と語った。
だが、1話の時点で決まってたこともあるそうで、「これは、まだどこにも出していない情報なんですけど…みーぽん(木南晴夏)には裏設定があります。1話からずっと明かしていないんですけど…みーぽんは、知覚過敏なんですよ!!! 第1話から見返してみると、みんながアイス食べているときに、みーぽんだけ、焼き芋食べていたりします。小学生時代、商店の前でアイスを食べているときもチョコ食べていたり、みーぽんは知覚過敏という設定は最初から決めていました。物語には一切関係ないですけど、そろそろ気づいている人いるかな~って思って、どこで言おうかなと思ったんですけど、ちょっとここだけの極秘情報です!」と裏話を。
そして「最終回、そこまで大どんでん返しや裏切るとか、このドラマに関してはそんなに重要視していないです。一番は、見終わった後に皆さんに楽しかったと思ってもらいたいです。本当に楽しい最終回だと思います。最終回を楽しくするために、これまで積み重ねてきた感じがあるので、最終話は自分にとって打ち上げみたいな感じで書いていたので、個人的にも楽しい時間でした。あくまでもコメディーですし、色々、匂わせてはいますけど、見終わったあとに、楽しかったなって思っていただける話にはなっていると思います」と自信をのぞかせた。
ドラマ『ブラッシュアップライフ』最終回は、日本テレビ系にて3月12日22時30分放送。