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菊地凛子主演×熊切和嘉監督『658km、陽子の旅』、7.28公開決定&特報解禁

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映画『658km、陽子の旅』場面写真
映画『658km、陽子の旅』場面写真(C)2022「658km、陽子の旅」製作委員会

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 菊地凛子が主演する熊切和嘉監督作『658km、陽子の旅』の公開日が7月28日に決定。併せて、映画監督アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥとイザベル・コイシェのコメント入り特報映像が解禁された。

【動画】アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督らのコメントも! 映画『658km、陽子の旅』特報

 本作は、父の訃報を受け東京から青森県弘前市の実家までヒッチハイクをすることになった陽子が、東京‐福島‐宮城‐岩手‐弘前をたどる旅の中で出会う人々とのトラブルやあたたかい交流を通して、後悔を抱え孤立した心を癒していく一夜のロードムービー。

 熊切和嘉監督と主演の菊地が、『空の穴』以来、22年ぶりにタッグを組んだ。熊切監督はこれまで『ノン子36歳(家事手伝い)』や『夏の終り』で個性的なヒロインを描いてきたが、本作でも人生にもがき苦しむ“陽子”というヒロインを繊細に描き出す。陽子を演じる菊地は、“ロスジェネ”とも呼ばれる就職氷河期世代の等身大の姿をリアルに体現し、新境地を開いている。

 特報映像には、長く続く海岸沿いの道を、ひたすら歩みを進めていく主人公・陽子(菊地)の姿。熊切監督作品『私の男』に続き音楽を担当するジム・オルークの曲が心情を表すように響く中、波の荒い海を見つめ、砂浜に横たわり空を見つめるシーンが映し出される。人生を諦めて生きてきた彼女が、この旅を通して得られるものとは…。

 『バベル』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督は、「彼女が過去と対峙する姿に、悲しく胸を締め付けられた。彼女の苦痛や悲しみは、観客の心を突き刺し、目が離せなくなる。熊切和嘉は、主人公の痛みや雰囲気を探求し、見事に描き出し、素晴らしい仕事を成し遂げた」とコメント。

 『死ぬまでにしたい10のこと』『マイ・ブックショップ』のイザベル・コイシェ監督は「この映画は孤独と敗北を描いた、力強い物語だ。人生の岐路に立つ孤独な女性を映し出し、観客の心を確実に揺さぶるだろう」と本作を絶賛している。

 映画『658km、陽子の旅』は、7月28日より全国順次公開。

映画『658km、陽子の旅』特報

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