朝ドラ『らんまん』神木隆之介「紡がれてきたものを引き継げるように」 『舞いあがれ!』福原遥からバトンタッチ
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4月1日終了するNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』に主演する福原遥が、東京・渋谷のNHK放送センターを訪れ、4月3日スタートする次作『らんまん』主演の神木隆之介とバトンタッチセレモニーを行った。
【写真】朝ドラバトンタッチセレモニー、恒例のプレゼント交換も!
福原は「本当に1年間、出演者やスタッフの皆さんと一生懸命に走ってきたので、今は少し『舞いあがれ!』ロスになっています。私自身、皆さんと出会えたことが本当に私の一生の宝物だと思っております」と振り返る。そして「『舞いあがれ!』という作品は、どんなに向かい風を受けてもそれに負けずに、諦めずに、ずっと頑張っていればすばらしい景色を見ることができるという思いをすごく感じた作品でした。私自身もこの作品で学んだことを胸に頑張っていきたいなと思っています」と語った。
最終週の見どころについては「舞は、結婚して子どももいてどんどん成長していますが、舞自身が昔から持っている『空へのあこがれや夢』はずっと失うことなく持ち続けています。舞は絶対に諦めないと思うので、ぜひこれからどういう展開になるのか、どういう夢をかなえていくのか、そこを楽しみに待っていただけたらうれしいです」と話した。
神木は『らんまん』の撮影について「何か新しい連続テレビ小説の形や表現に少しずつ挑戦していきたいなと思っているので、皆様に『あ、こんな新しい表現あるの!』と新鮮な気持ちで見ていただけるように現場では頑張っております。植物だったりとか、専門的なこともあったりするので、各部が研究しながら丁寧に撮影しております。まっ、大変ですけどね!(笑) みんなで乗り越えてこそだと思うので、ふんばりどころです」と語った。
また、放送スタートに向けて、「福原さんが紡がれてきた、積み重ねてきたものをちゃんと引き継げるように、初回スタートを切りたいです。『らんまん』は皆様の日常の一部となれる作品になれたらいいなと思っております。皆さん各自のスタイルで気楽に見て、聞いていただけたらすごくうれしいです」と意気込みを明かした。
2人はそれぞれのドラマゆかりの品をプレゼント交換。福原からは「らんまんの番組ロゴをデザインしたサインボード」をプレゼント。サインボードは、『舞いあがれ!』の小道具制作でお世話になった板金加工の工場で制作され、『らんまん』のロゴと満開の花々が描かれている。右から見たら“らんまん”、左から見たら花に見えるように緻密に設計されたデザインは、東大阪の高い技術だからこそ表現できたもので、神木への心からのエールが込められている。
神木は「すごい! めちゃくちゃうれしいです」と喜び、「ほかのキャストの皆さん、スタッフの皆さんも喜ぶと思います。光を当てると『らんまん』ロゴや花柄が見えるということなので、光をあててみたいと思います。光をあてるのがとても楽しみです。すてきなプレゼントを本当にありがとうございます」と話した。
神木からは「物語のモデルとなる牧野富太郎博士ゆかりの植物でつくった花束」が渡された。福原の誕生月(8月)の花であるトルコキキョウと牧野博士の愛してやまなかった桜を手すきの土佐和紙で束ねたものに、『舞いあがれ!』のモチーフでもある紙飛行機と『らんまん』の舞台地である高知県のイメージキャラクター“くろしおくん”を忍ばせている。
花束を受け取った福原は感激し「いただいた花束は飾って、家宝にしたいです。(花束のなかにある)ぬいぐるみなどはお部屋に飾って、『“くろしおくん”を探せ!』みたいなことをしたいと思います」とコメントした。
なお、3月21日8時15分からNHK総合にて関連番組『もうすぐ!らんまん』を放送。『らんまん』の見どころや、あいみょんによる主題歌「愛の花」も初公開する。
連続テレビ小説『舞いあがれ!』は4月1日まで、『らんまん』は4月3日から、NHK総合にて毎週月~土曜8時ほか放送。