ミュージカル『のだめカンタービレ』、のだめ役は上野樹里「私も想像していなかったです」
関連 :
ミュージカル『のだめカンタービレ』取材会が20日、都内で開催。“のだめ”こと野田恵役を上野樹里、千秋真一役を三浦宏規が演じることが発表され、取材会に登壇した2人が意気込みを語った。
【写真】千秋真一役の三浦宏規
原作は二ノ宮知子による大人気コミックで、世界中で愛されるコンテンツとしてあらゆるメディアミックスを展開。今回が初のミュージカル化となる。上野が演じるのは、主人公で落ちこぼれながら天才的なピアノの才能をもつ音大生・“のだめ”こと野田恵。上野は2006年・2008年のテレビドラマ、2009年・2010年の劇場版でのだめ役を演じた。三浦は、エリート音大生で指揮者を目指す千秋真一役を演じる。
ミュージカルに挑戦しようと思ったきっかけを上野は「ラジオの第1回目のゲストが二ノ宮知子さんで。ラジオの収録の前に『のだめカンタービレ展』についての取材をしているときに『今度舞台やるんだよね』っていう話を聞いて『えっ? ちょっと興味あるんですけど』っていうところから今に至っているという感じです」と明かす。
上野は「のだめカンタービレ展」を見学したそうで「音楽と一緒に回っていくブースになっていて、そのシーンの漫画のページが壁に描かれているんですけど、それを見ながらそのシーンの曲を聞くと、今ものだめが音楽と共に蘇ってくるというか、生き続けている」と告白。「たくさんの人の中に映像で残っているのだめがミュージカルになるっていうのが想像がつかなくて」とも口にし「生のオケが入ったり、オケの人たちと息を合わせてお芝居を作っていくことも未知の世界。歌い上げるというよりはお芝居の延長線上で、のだめがカンタービレするとどんなふうに歌うの? っていうのがおもしろいなと思って。挑戦してみようかなと」と笑顔を見せた。
また、上野は「私自身も初めての連ドラの主役をさせていただいたのが『のだめ』で、長期に渡って関わることができて、まさか今になってもまた別の形でのだめをやることになるとは誰も、私も想像していなかったです」とコメント。「今回、大学生の時代を演じることになるんですけど、舞台って年齢がリアルにその年齢じゃなくても見せられるというところも挑戦かなと思って。楽しんでのだめとしてみなさんと再び会えるといいなと思います」と声を弾ませた。
千秋役を演じる三浦は「まさかあの大好きだった作品の千秋先輩に自分がなるなんて夢にも思ってなかったですし、しかも上野さんがのだめをやられるということで本当にうれしい」と喜び。さらに「(キャストが)発表されたらみなさんびっくりされると思うんですけど、怖いです正直。『玉木(宏)さんじゃないんかい!』って言われそうで(笑)」とドラマ・映画で千秋役を演じた玉木の名前を出しながら心境を明かし「みなさんの期待を裏切らないように、千秋先輩という役を務められるように精一杯がんばりたいという気持ちです」と意気込んだ。
ミュージカル『のだめカンタービレ』は、2023年10月、東京・シアタークリエにて上演。