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カンヌ国際映画祭・審査員賞受賞作『帰れない山』、予告映像&イタリアの美しい景色と紡がれる友情を捉えた場面写真解禁

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映画『帰れない山』場面写真
映画『帰れない山』場面写真(C)2022 WILDSIDE S.R.L. ‐ RUFUS BV ‐ MENUETTO BV ‐PYRAMIDE PRODUCTIONS SAS ‐ VISION DISTRIBUTION S.P.A.

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ルカ・マリネッリ

アレッサンドロ・ボルギ

 第75回カンヌ国際映画祭にて審査員賞を受賞した映画『帰れない山』(5月5日公開)より、俳優・三上博史がナレーションを務めた予告映像と、イタリアの美しい景色や紡がれる友情を捉えた場面写真が解禁された。

【動画】俳優・三上博史がナレーションを務める『帰れない山』予告解禁

 原作は、世界39言語に翻訳され、イタリア文学の最高峰・ストレーガ賞やフランス最高の文学賞・メディシス賞(外国小説部門)など数々の文学賞に輝いたパオロ・コニェッティのベストセラー小説「帰れない山」(新潮クレスト・ブックス)。

 山麓の小さな村で、都会育ちの少年ピエトロと、同い年の牛飼いの少年ブルーノが出会い、濃密な時間を過ごす。やがて大人になった二人は再会し、お互いの心に寄り添いながらもそれぞれの道を進んでゆく。北イタリアの雄大なるモンテ・ローザ山麓を舞台に、彼らの友情と成熟を描く、美しき“大人の青春映画”だ。パルムドール受賞作『TITANE/チタン』の撮影監督ルーベン・インペンスが、圧倒的な映像美とカメラワークで豊かな自然と2人の友情を映し出す。第75回カンヌ国際映画祭にて審査員賞を受賞した。

 都会育ちで繊細な少年ピエトロは、山を愛する両親と休暇を過ごしていた山麓の小さな村で、同い年で牛飼いをする野性味たっぷりのブルーノに出会う。まるで対照的な二人だったが、共に大自然の中を駆け回り、濃密な時間を過ごし、たちまち親交を深めてゆく。やがて思春期のピエトロは父親に反抗し、家族や山からも距離を置いてしまう。時は流れ、父の悲報を受け村に戻ったピエトロは、ブルーノと再会を果たし…。

 監督は、ティモシー・シャラメ主演作『ビューティフル・ボーイ』で知られるベルギーの俊英、フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン。ヒュルーニンゲン監督が、『オーバー・ザ・ブルースカイ』の脚本家シャルロッテ・ファンデルメールシュを共同監督に迎え、人生に立ち止まり、未来を見つめる大人たちの物語を丹念に紡ぎ出した。

 主人公のピエトロ役には、『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞助演男優賞に輝き、『マーティン・エデン』では第76回ベネチア国際映画祭にて見事男優賞に輝いたルカ・マリネッリ。また親友のブルーノ役には、同じくダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で主演男優賞の受賞歴を持つアレッサンドロ・ボルギ。

 このたび、先日解禁された特報と同じく、俳優・三上博史がナレーションを務めた予告映像が解禁。ピエトロが「焚き火に、美しい山々。そしてお前。一生これで満足だ」と、ブルーノに語りかける場面から始まる。人生に悩みながら世界を旅するピエトロと、モンテ・ローザ山麓を生きる場所と決めいつでもピエトロを優しく迎え入れるブルーノ。そんな二人の友情が、雄大な自然の風景と三上の優しく語りかけるナレーションとともにつづられ、最後は「心に降り積もった雪は溶け、人生となる」というキーフレーズで締めくくられる。

 併せて解禁された場面写真も、美しい大自然の中で、ピエトロとブルーノが一緒にかけがえのない時間を過ごす様子を切り取ったもの。火を囲み語らうシーンや山小屋を建てる場面、幼き頃の2人を捉えたカットなどを収めている。

 映画『帰れない山』は、5月5日より全国順次公開。

『帰れない山』予告編

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