ヘンリー王子、タブロイド紙を相手取った裁判で証言することに
英王室を離脱し、米カリフォルニア州で暮らしているヘンリー王子。個人情報を不正に入手したとして、デイリー・ミラーなどを運営するMirror Group Newspapersを相手取り起こした裁判で、ロンドンの裁判所に出廷し、証言することがわかった。
【写真】自叙伝出版後はじめてイギリスに帰国したヘンリー王子
Peopleによると、この裁判は留守電メッセージを違法に傍受したとして、デイリー・ミラーやデイリー・エクスプレスなどを運営する出版社Mirror Group Newspapersを相手取り2019年に起こしたもの。
裁判は5月9日から始まり、6週から7週にわたって行われる。ヘンリー王子は遅くとも6月半ばまでにはロンドンの裁判所に出廷し、実際に証言するという。
今年1月に自叙伝『SPARE(原題)』を出版したヘンリー王子は、エルトン・ジョンらと共に、タブロイド紙を運営する別の出版社Associated Newspapersを相手取り訴訟を起こしている。現地時間3月27日には、自叙伝出版後はじめてイギリスに帰国し、ロンドンの高等法院に原告として出廷して世間を驚かせたばかりだった。
なお、この裁判が始まる3日前、5月6日にはロンドンのウェストミンスター寺院で、父チャールズ国王の戴冠式が執り行われる。王子夫妻の式出席については、いまだ明らかにされていない。