森七菜の凛とした着物姿! 映画『銀河鉄道の父』宮沢賢治を敬愛する妹・トシの新場面写真解禁
関連 :
役所広司が主演する映画『銀河鉄道の父』より、宮沢賢治の妹・トシ役を演じた森七菜の新たな魅力と存在感あふれる場面写真4点が解禁された。
【写真】父・政次郎(役所広司)を優しく見つめる娘(森七菜) 映画『銀河鉄道の父』森七菜演じるトシの場面写真
本作は、宮沢賢治が「ダメ息子だった!」という大胆な視点から、歴史のスポットライトの陰にいた賢治の家族への丹念なリサーチを実らせ、第158回直木賞を受賞した傑作小説の映画化。成島出が監督を務め、父・政次郎を役所広司、長男・賢治を菅田将暉が演じる。
本作で賢治の妹・トシを演じたのは、ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』や映画『ラストレター』で注目を浴び、Netflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』の“まかない飯”を作る少女・キヨ役で話題を呼んだ森七菜。女子には勉学は必要ないと言われることが多かった時代に、父親を説得して進学し、賢治の創作の原動力にもなった聡明な妹を溌剌と演じている。
このたび解禁された場面写真は、凛とした表情をみせるトシをはじめ、父・政次郎(役所)と笑顔で話すカットや颯爽と自転車に乗る姿、そして女学校から帰宅し家族との会話を楽しむ様子が切り取られた計4点となる。
本作で役所と初共演を果たした森は、「一緒にお芝居していて、すごく楽しかったです。お父さんとの要所となる2つのシーンでは、トシを演じる私にとってターニングポイントとなりました。役所さんの力をとても感じ、助けていただいたことを思い出しながら毎日帰っていました」と感謝を語った。
そして菅田との約3年ぶりの共演については、「以前は人質に取られる役回りだったので最初はギャップを感じました」と戸惑ったそうだが、「菅田さんとのシーンを重ねていくうちに、撮影前に読んだ数多くの賢治の本が腑に落ち、賢治の言葉に説得力を感じることができた」と菅田から大きな刺激を受けた様子だ。
今もなお唯一無二の詩や物語で、世界中から愛されている宮沢賢治。賢治が高い評価を得るようになったのは、無名だった彼の才能を信じて支え続けた家族の存在があってこそだが、その中でも賢治の一番の心の支えとなっていたのが妹・トシの存在だ。家族への愛にあふれ、短いながらも力強く生きたトシを演じた森の新たな魅力を注目したい。
映画『銀河鉄道の父』は、5月5日より全国公開。