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オペラが引き合わせた“運命の出会い” ビートボクサーMB14主演『テノール!』公開決定

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映画『テノール! 人生はハーモニー』場面写真

映画『テノール! 人生はハーモニー』場面写真(C)2021 FIRSTEP ‐ DARKA MOVIES ‐ STUDIOCANAL ‐ C8 FILMS

 ビートボクサーのMB14が、オペラの才能を見出されるラッパー役で主演を務める感動作『TENOR(原題)』が、邦題を『テノール! 人生はハーモニー』として6月9日より公開されることが決定。ビジュアルが解禁された。

【写真】ラップ好きのフリーターと一流オペラ教師が秘密の特訓 『テノール!』場面写真

 『エミリー、パリへ行く』『マンマ・ミーア! ヒア・ウィ・ゴー』の製作者が贈る本作は、<オペラ>が引き合わせた、一流オペラ教師とその日暮らしのラッパーの快進撃を描くヒューマンドラマ。

 芸術の中心地パリにある、オペラ座・ガルニエ宮。スシ屋の出前でやってきた青年アントワーヌは、エリートレッスン生に見下され、仕返しにとオペラの歌真似をすると、プロも驚く超美声を披露。ラップが趣味でその日暮らしのフリーターであるアントワーヌの思わぬ才能にほれ込んだオペラ教師マリーは、バイト先にも押しかけ彼を猛スカウト。次第にオペラに興味を持ちはじめるアントワーヌは、「オペラ座とは住む世界が違う」と思いながらも、内緒でマリーとオペラの猛レッスンを始めるが―。

 主人公である青年アントワーヌを演じるのは、人気オーディション番組『THE VOICE』でそのカリスマ性を爆発させて準優勝した、ビートボクサーのMB14。劇中で彼は《蝶々夫人》《椿姫》《トゥーランドット》などオペラの名曲に挑戦し、天才的な才能を惜しみなく発揮している。

 才能あふれるアントワーヌとの出会いで、自身の人生もまた大きく動き出すことになるオペラ教師マリーを演じるのは、『100歳の少年と12通の手紙』などのミシェル・ラロック。また、世界的なテノール歌手のロベルト・アラーニャも本人役で出演し華を添える。監督は、本作が単独初監督となるクロード・ジディ・ジュニア。

 パリ・オペラ座が舞台の本作は、数年がかりの説得のうえ、多くのシーンが実際にオペラ座内部で撮影された。絢爛豪華な吹き抜けの間や、ヴェルサイユ宮殿の鏡の間を思わせるグラン・ホワイエ(大広間)、有名なシャガールの天井画なども見どころだ。

 ビジュアルは、アントワーヌがマリーのアドバイスをうけながら発声練習をしている様子を大きく捉えたもの。その背景には、ふたりが出会う場所で、アントワーヌがオペラの深遠さに魅せられていくことになる、オペラ座におけるレッスン部屋であるグラン・ホワイエが煌びやかにデザインされている。

 その下に配置された場面写真は、アントワーヌの才能に惚れこんだマリーが、出前を口実に彼をスカウトしようと企むユーモラスな場面や、ロベルト・アラーニャの出演シーンなどが切り取られている。

 映画『テノール! 人生はハーモニー』は、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。

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