ヘンリー王子の弁護士、ウィリアム皇太子がタブロイド紙から多額の示談金を得ていたと主張
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情報を不正に入手したとして、タブロイド紙The Sunの運営会社を訴えたヘンリー王子。この中で、ウィリアム皇太子も同様の訴訟を起こし、すでに多額の示談金を受け取っていると主張した。
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BBCによると、ヘンリー王子は、1994年から少なくとも2016年にかけて、電話のボイスメールをハッキングしたり、私立探偵を雇って情報を違法に入手したとして、The Sunを運営するNews Group Newspapers (NGN)に対し訴訟を起こしている。
これに対しNGN側は訴訟を起こすには時間が経ちすぎていると主張しているが、王子側は、王室が同社と2012年頃に密約を交わし、同社を訴えない代わりに示談を行う取り決めを行っていたため、訴訟を起こすのが遅くなったと主張。王室が密約を結んだ理由は、個人的な情報を握られた王室メンバーが、裁判で証言台に立つリスクを避けるためだったとしている。
PEOPLEによると、現地時間4月25日にロンドンの高等法院にて、裁判を行うかどうかの審理が行われ、ヘンリー王子の弁護士は密約があった証拠として、兄のウィリアム皇太子もNGNを相手取り同様の訴訟を起こしたことを暴露。「NGNに対し、同様の訴訟を起こしたが、2020年に裁判を行うことなく示談し、多額の賠償金を受け取っている。兄の示談は、王室との間に密約があったことを示している」と述べたそうだ。ウィリアム皇太子が示談で手にした額はわかっていない。
なお、ヘンリー王子は亡くなった祖母エリザベス女王の許可を得て、今回訴訟に踏み切ったという。この審理は3日間にわたって行われ、裁判に進展する場合は2024年1月に行われるようだ。