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「大食い番組」はSDGsの流れに逆行か 現役フードファイターらと議論

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11日放送の『ABEMA Prime』より
11日放送の『ABEMA Prime』より(C)AbemaTV,Inc.

 お笑いコンビ・EXITがMCを務める『ABEMA Prime』が11日に放送。この日の放送では、「大食い番組に違和感がある」という、とある高校生の意見に着目。「時代に合わなくなった」「フードロス問題につながる」という声を交えて紹介し、現役のフードファイターと“大食い企画・動画”について考えた。

【写真】番組に出演したフードファイターでYouTuberのMAX鈴木氏

 番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「食事は誰にとっても身近なものだから、大食い企画は特に批判されやすいのでは」と意見。また、高校生が違和感を抱いた理由の1つとして、「SDGsを推進する世の中の流れに逆行していないか?」という意見が紹介されると、SDGsをテーマにした番組出演も多い立場から「SDGsは17つの幅広い目標があるから、どの角度からでも批判できるし、それに反論もできてしまう。フードロスを減らすために、大食いを批判できる一方で、『働きがいのある仕事で経済成長を目指す』という目標もあるので、フードファイターから仕事を奪ってしまっていいのか? という反論もできる。SDGsについては、誰かを指摘するよりも、ほめ称えるシーンに使ってほしい」と主張した。

 相方の兼近大樹も「廃棄予定の食べ物で大食い企画をしたら、フードロスを減らす目標も、仕事を守る目標も同時に達成できるのでは?大食いは必ずしもSDGsと相反するものではない」と持論を展開した。

 ゲストには、大食い番組で優勝経験があるフードファイターでYouTuberのMAX鈴木氏が登場。「大食いは苦しい」としながらも、挑戦を続ける理由を「ずっとオートレースの選手になりたかったけど、体重制限でなれなかった。それからは『夢は叶わない』と思っていたけど、大食いに出会って『夢って叶うんだな』と思えたし、前向きになれた。今の僕にはこれしかない。大食いができなくなったら生きている意味がなくなる」と思いを明かした。

 リスクがあるとされる健康面については「チャンピオンになってからは、健康に一番気を付けなければならない立場だと感じている。2ヵ月ごとに血液検査、半年ごとに人間ドックに行き、異常が少しでも見つかれば、休むようにしている。『あの店のメニューをたくさん食べたから、体を壊したんだ』と思われてはプロじゃない。そうならないために、僕は徹底している」とコメントすると、プロ意識の高さにEXITの2人は脱帽していた。

 『ABEMA Prime』にてABEMAにて毎週月曜から金曜21時放送。

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