役所広司主演、第76回カンヌ国際映画祭正式出品『PERFECT DAYS』場面写真＆ティザーポスター解禁
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役所広司が主演を務めるヴィム・ヴェンダース監督作『PERFECT DAYS（原題）』（日本公開未定）より、本作が第76回カンヌ国際映画祭に正式出品されたことを受け、場面写真8点とティザーポスターが解禁された。
【写真】平山（役所広司）の表情から“日々の小さな歓び”が感じられる場面写真
『パリ、テキサス』（1984年）、『ベルリン・天使の詩』（1987年）、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』（1999年）、『Pina／ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』（2011年）など、数々の傑作を世に送り出してきたドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース。
そんなヴェンダース監督が新たに手掛けた本作は、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた長編映画。日本の公共トイレのなかに「small sanctuaries of peace and dignity（平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所）」を見出し、清掃員の平山という男の日々の小さな揺らぎを丁寧に紡いだ。
東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山（役所広司）。彼は淡々と過ぎていく日々に満足している。毎日を同じように繰り返しているように見えるが、彼にとってはそうではなく、毎日はつねに新鮮な小さな歓びに満ちていた。
平山の人生は、まるで風に揺れる木のよう。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読み耽るのが、歓びである。いつも持ち歩く小さなフィルムのカメラで木々を撮る。彼は木が好きだった。自分を重ねているのかもしれない。あるとき彼は、思いがけない再会をする。それが彼の過去にすこしづつ光をあてていく…。
平山を演じるのは、ヴィム・ヴェンダースが長年リスペクトしている役所広司。ふたりの静かなセッションが、その瞬間、その瞬間にしかないものたちの美しさを描き出す。役所は本作でエグゼクティブ・プロデューサーも務めている。
共演は、平山のもとを突然訪れる姪役に新人の中野有紗。その母で平山の妹役に麻生祐未。平山と奇妙なつながりをもつホームレス役に、ダンサーの田中泯。同僚の清掃員役に柄本時生。そのガールフレンド役にアオイヤマダ。平山が休日に訪れる居酒屋のママ役に、石川さゆり。その元夫役に三浦友和。そのほかにも、豪華キャストが登場する。
場面写真8点は、多彩な登場人物たちを捉えたもの。
ティザーポスターは、主人公・平山の日々を、あらゆるものと等しく温かく包む“木漏れ日”をデザインしたビジュアルとなっている。
