『鬼滅の刃』玉壺の小物感にネット困惑 煽り耐性も回想もなし「鬼にならなくても地獄確定」
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『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』(フジテレビ系/毎週日曜23時15分)第九話「霞柱・時透無一郎」が6月4日に放送。2つの勝負で上弦の伍・玉壺を圧倒する霞柱・時透無一郎、そして玉壺の上弦の鬼としての違和感に困惑する視聴者が続出。SNSでは、「鳥肌たった…」「煽り耐性が低すぎるのでは…」「鬼にならなくても地獄確定で草なんよ」など、両者に対するさまざまなコメントが投稿されている。
【写真】「頑張ったなあ」兄の笑顔に涙を流す時透無一郎
痣が発現し、再び玉壺と対峙する無一郎。その強さに圧倒された玉壺は真の姿を見せ、触れたものを全て魚に変える“神の手”と、縦横無尽に飛び跳ねる“陣殺魚鱗”を併用して攻撃する。しかし「どんな凄い攻撃も当たらなかったら意味ないでしょ」と笑う無一郎は、霞の呼吸で玉壺の攻撃を完封してしまう。
鬼殺隊では「少なくとも柱3人分の力に匹敵する」とも評価されている上弦の鬼を1人で圧倒した無一郎の強さに、ネットでは「けして玉壺が弱いわけではないはず 圧倒的強さと華麗な剣技! 鳥肌たった…」「玉壺に無慈悲の霞の呼吸八つ裂き時透無一郎すこww めちゃくちゃスカッとする」と歓喜、興奮の声が相次いだ。
だが、玉壺が圧倒されたのはこれだけではなかった。戦闘前の舌戦では、的確に神経を逆なでしてくる無一郎に対して「糞餓鬼」「無教養の貧乏人」「便所虫」など子供のような文句しか返せず、最終的に「この程度で玉壺様が取り乱すとでも?」と強がった直後に壺の形を馬鹿にされ、「それは貴様の目玉が腐っているからだろうがアアアア!!!」と激昂。
もともと自尊心が高く、鬼舞辻無惨(※)以外の生き物を全て見下していた玉壺だったが、高い悪口スキルを持つ無一郎に悪口合戦でも完敗。これには「玉壺さん…煽り耐性が低すぎるのでは…」「淡々と上弦を煽る無一郎と煽り耐性の低い玉壺のレスバよw」「マジで玉壺のキャラとしての格が回を増すごとに落ちていくな…。コイツより下位である堕姫&妓夫太郎は終始シリアス一筋だったというのに…」など、上弦の鬼らしからぬ小物感に困惑する視聴者も。
なお、公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』によると、玉壺は「鬼になる前から動物を殺したり、違う種類の魚を縫ってくっつけたりする異常行動を芸術だとのたまう」「漁に出て亡くなった親の、損傷の激しい水死体を見て美しいと感動した」「自分をからかいにきた子供を殺し、壺に詰めていた」など、人間の頃(名前は益魚儀)から救いようのない性格だった模様。
「遊郭編」に登場した上弦の陸・堕姫と妓夫太郎も許されないことをしたものの、人間だった頃の理不尽な人生には同情を禁じ得ない部分もある。しかし玉壺は、同じ上弦の鬼でありながら読者の涙を誘うようなエピソードや回想シーンが一切ない。
これを「玉壺さん、人間の時からやばいっす 鬼にならなくても地獄確定で草なんよ」と明かす原作ファンも登場。「玉壺さん、散々容姿も中身も煽られたあげく呆気なくやられ、お涙頂戴の過去さえも流して貰えなず、死ぬ前まで悪口言われるとか可哀想すぎる」といった憐憫の声が集まり、「玉壺さん」という敬称でトレンド入りした。
※「辻」の正式表記は一点しんにょう