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エリオット・ペイジ、女性用衣装を避けるため、大作出演を断っていた

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エリオット・ペイジ、女性用衣装を避けるため、大作出演を断っていた
エリオット・ペイジ、女性用衣装を避けるため、大作出演を断っていた(C)AFLO

 トランスジェンダーであることを公表しているエリオット・ペイジ。自叙伝『Pageboy(原題)』の中で、女性用の衣装を着ると思うと自殺したくなるため、大作出演を断っていたことを明かした。

【写真】トランスジェンダー公表のエリオット・ペイジ、鍛えあげられた腹筋を披露

 エリオットは、ティーンの妊娠を描いた映画『JUNO/ジュノ』(2007)に主演し、アカデミー賞にノミネート。近年はNetflixドラマ『アンブレラ・アカデミー』(2019~)などに出演。その一方で、2020年にトランスジェンダーであることを公表し、2021年にはTIME誌の特集の中で、乳房切除術を受けたことを告白している。

 自叙伝『Pageboy』の中で、エリオットはカミングアウト前のこととして「19世紀中頃の女性の衣装を着ることを想像してみた。ドレスや靴、髪型が目の前に浮かんだ。アワードシーズン中、自分を偽ってきたあとで、これは重すぎた」と記述。「もしその役を受けたら、自殺したくなるだろうと分かった」と苦しい胸の内を綴っているという。

 そして当時は自分の人生でも女性を演じており、すでに息苦しい思いをしていた中、女性らしいキャラクターを演じるのは重すぎたと続ける。「周囲から排除される事を恐れ、事実を払拭しようと自分を追い詰めた。だけど、落ち込み、憂鬱な殻に閉じこもった。空っぽで、何の希望もない殻だ」と綴り、一度は役を受け入れたことを告白。「衣装が理由で出演出来ないと広報担当者に説明するのは難しかった。『俳優でしょう?』と理解してもらえなかった。衣装のフィッティングは心を引き裂き、内臓がかぎ爪で切り裂かれる思いだった」と記しているという。

 作品名は明かしていないものの、エリオットによるとこの作品は、“有名な本”を原作に、イギリスで撮影を行うものだったそう。Varietyでは2008年に、シャーロット・ブロンテの『ジェーン・エア』を映画化する作品にエリオットが主演すると報じており、本作の可能性がある。なお、『ジェーン・エア』は後にミア・ワシコウスカが引き継いでいる。

 なお最近エリオットは、インディペンデント映画『Close to You(原題)』で主演することが発表されたばかり。Varietyによると、本作は、愛と家族、アイデンティティをテーマにした作品とのこと。様々な苦境におかれた現代女性を描いたアンソロジー・シリーズ『I Am 私の分岐点』のドミニク・サヴェージがメガホンを取り、すでにカナダで撮影を終えているそうだ。

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