エリオット・ペイジ、乳房切除術を受けたことを公表 TIME誌の表紙を飾る
昨年12月にトランスジェンダーであることを公表したエリオット・ペイジが、TIME誌の特集に登場し、乳房切除術を受けたことを明かした。
【写真】パートナーだった頃のエレン・ペイジ&エマ・ポートナーの2ショット
映画『JUNO/ジュノ』でアカデミー賞にノミネートされ、Netflixのドラマ『アンブレラ・アカデミー』などに出演するエリオットが、トランスジェンダーであることを公表して以来初めて、雑誌の表紙を飾った。黒いスウェットとデニム、スニーカー姿の彼は、見違えるようだ。
エリオットは昨年12月、ツイッターにて声明を発表し、トランスジェンダーであるとカミングアウト。名前をエレンからエリオットに変え、自身を指す代名詞を、男性を表す「He」、もしくはジェンダーニュートラルな「They」とすると明らかにした。
記事の中で、彼は手術を受けたことに触れ、「人生が完全に変わった」と語っている。カミングアウトしたときにはすでに手術を終え、回復していたというエリオットは、手術を受けることがトランスジェンダーの定義ではないとしつつ、この手術で地獄のような日々から解放されたという。性的に成熟し、鏡に映る自分を、生まれて初めて自分自身だと認識できたと告白している。
また、カミングアウト後の心境にも触れられており、「今の自分がカミングアウトできたことに、心からの喜びと深い感謝の気持ちを抱くとともに、恐れと不安も混じっている」と明かした。また、離婚を発表したエマ・ポートナーとの関係について、今も親しい友人関係を維持していると話している。
カミングアウトに際して、出演中のドラマ『アンブレラ・アカデミー』は、ツイッターにてサポートを表明。Netflixも同じくツイッターにてサポートを表明し、シーズン3へも変わらず出演することを発表している。