落語原案の新感覚ドラマ続編『にんげんこわい2』8.11WOWOWで放送・配信 吉田羊・吉岡里帆ら豪華キャスト6名も発表に
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■吉田羊(第1話「紙入れ」おかみさん役)
落語にハマった20代、噺家の解釈や脚色の違いを楽しめる古典が好きでした。本来、顔を上下に切り独りで人物を演じ分ける話芸を実写化した今作は、自ずと人の数だけ解釈が生まれ、必ずしもそれらが同じでないのが、とても興味深くリアルにも感じました。
現場では、旦那の得体の知れなさと、新吉の素直な、それでいて時に見通しているようなお芝居が非常にスリリングで…。本当の間男はどちらで、知らぬふりをしているのは誰なのか、見るほどに“にんげん”が怖くなる新鮮な「紙入れ」をどうぞお楽しみください。
■吉岡里帆(第2・3話「品川心中(上・下)」お染役)
前回の「にんげんこわい」の作品を見させて頂き、大変面白くぜひ挑戦してみたいなと思いました。人間の怖さとは色々ありますが、このドラマ版“品川心中”で描かれるのは恋と欲望です。
落語品川心中に登場するお染はプライドが高くずる賢い女性ですが、今作ではそこに少しだけ恋のエッセンスが入り、人間味のあるどこか憎めないキャラクターになっています。惚れたが負けの恋心をユーモアと情熱を持って挑みました。ぜひ新解釈の品川心中をお楽しみ頂けたら幸いです!
■岡田将生(第4話「鰍沢」旅人役)
今回、にんげんこわい2の「鰍沢」に参加させていだたきました。以前ドラマで落語をやらせていただいた事、そしてその時に鰍沢も教えていただいた事もあって、すぐ手を上げさせていただきました。そしてそして、語り部が喬太郎師匠と言われたら、、もうそれはやる以外ないのです。
この話こそ今回のにんげんこわいの象徴となるお話なのではと思います。2日間の撮影でしたが鰍沢の話の中に入ること、触れられた事、とても嬉しく思います。是非放送を楽しみに待っていてください。
■安田顕(第5話「権助提灯」権助役)
興味深く、面白いことに挑戦されている企画に呼んでいただき、嬉しく、光栄です。若旦那とその使用人、飯炊きの権助の、夜中から夜明けまでのお話です。権助は、只々寝たいだけの人。そこに羨望や劣等感などはなく、ただ『そういうもの』として毎日を全うする人。そういう時代に生きた人。そう解釈して取り組みました。是非、ご覧ください。
■松重豊(第6話「笠碁」近江屋の隠居役)
お客さんを笑わせるのも恐がらせるのも、テンポと間が全てだとも言えます。笑いの古典芸能である落語をホラー仕立てで作り上げていく本作。しかも伊東四朗さんとの共演ということで、身の縮む思いで臨みました。そして大事なのはリアルに演じること。伊東さんからいろいろ教わった2日間でした。
■伊東四朗(第6話「笠碁」相模屋の隠居役)
「碁敵は憎さも憎し懐かしし」だったかな、囲碁をやる人なら、いや将棋、チェス等やる人も一寸照れ臭く気になる言葉ではないだろうか、そこの心理を突いた落語の「笠碁」を元にしたドラマの出演依頼に一もニもなくとびついた、だって私にもこんな心理状態若い頃あったんだもん。しかも相手役が大好きな松重さんと来ちゃなぁ、、、皆さん2人の丁々発止、どうぞお楽しみに。