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500年以上行方不明だったリチャード三世の遺骨を発見したのは歴女の主婦! 驚きの実話が映画化

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映画『ロスト・キング 500年越しの運命』場面写真
映画『ロスト・キング 500年越しの運命』場面写真(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED AND BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2022 ALL RIGHTS RESERVED.

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 名匠スティーヴン・フリアーズ監督が、サリー・ホーキンスを主演に迎え、ひとりの主婦の情熱が英国王室の歴史を覆した驚きの実話を描く映画『THE LOST KING(原題)』が、邦題を『ロスト・キング 500年越しの運命』として9月22日より公開されることが決定。併せて、主人公のモデルとなったフィリッパ・ラングレー本人から日本に向けたメッセージも到着した。

【写真】主人公のモデルとなったフィリッパ・ラングレーさん

 2012年、イギリス・レスターにある駐車場で、500年もの間行方不明となっていた英国王リチャード三世の遺骨が発見される。発掘の立役者となったのは、なんと歴史愛好家の“主婦”だった…。本作は、この驚きの実話をもとに、『あなたを抱きしめる日まで』や『クィーン』など英国王室にまつわる映画を手掛けてきたスティーヴン・フリアーズが監督を務め、信念を貫いた女性の人生を肯定する物語を描く。

 主人公フィリッパ・ラングレーは、職場で上司に理不尽な評価を受け、別居中の夫からは生活費の為に仕事を続けるよう促され、苦悩の日々を過ごしていた。そんなある日、息子の付き添いでシェイクスピアの「リチャード三世」を観劇したことで、彼女の人生は一変。悪名高き王・リチャード三世も自分と同じように不当な扱いを受けてきたのではないかと疑問を抱いたフィリッパは、彼の真の姿を探し求め、歴史研究に没頭していく―。

 フィリッパ役は、『シェイプ・オブ・ウォーター』のサリー・ホーキンス。別居中の夫を演じたのは、本作でジェフ・ホープと共に脚本も手掛けたスティーヴ・クーガン。スティーヴとジェフは、フリアーズ監督作『あなたを抱きしめる日まで』でヴェネチア国際映画祭の最優秀脚本賞を受賞、アカデミー賞脚色賞にノミネートされた。そのほかの共演者には、『天才作家の妻 40年目の真実』のハリー・ロイド、ドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』のマーク・アディらが名を連ねる。

 シェイクスピアの史劇により、英国史上まれに見る極悪人として名高いリチャード三世だが、フィリッパはその既成事実に疑問を持ち、独自に調査を始める。1485年に死亡したリチャード三世の遺骨は、近くの川に投げ込まれたと長らく考えられてきたため、多くの考古学者や専門家たちは懐疑的な目を向けていたが、フィリッパは彼の汚名を晴らしたいと遺骨探しに没頭していく。ひたむきにリチャード三世を追い求める彼女の行動は、まさに“推し活”そのもの。何かに夢中になり、日常が豊かに変化していくことの素晴らしさを再認識させられる。

 このたび、日本での公開決定に際し、主人公のモデルとなったフィリッパ・ラングレーからのメッセージが到着。「この映画が日本で公開されると聞いて非常にエキサイティングに感じています。我々の15世紀の歴史はとても似通っています…日本は戦国時代、そしてイングランドは薔薇戦争。日本にもリチャード三世協会の会員がいることもとても喜ばしいことです。駐車場に眠る王を探す、という私のジェットコースターのような経験を描いたこの映画をぜひお楽しみください。忠誠が我を縛る(※リチャード三世のモットー)、フィリッパ(別称:キングファインダー)x(※キスを意味)」と熱く語っている。

 映画『ロスト・キング 500年越しの運命』は9月22日より全国公開。

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