主婦が英国王室の歴史をくつがえした驚きの実話! 映画『ロスト・キング 500年越しの運命』30秒予告解禁
関連 :
スティーヴン・フリアーズ監督による映画『ロスト・キング 500年越しの運命』より、歴史的瞬間となった発掘現場の場面写真と30秒予告編が解禁された。
【動画】“推し”リチャード3世の姿も! 『ロスト・キング 500年越しの運命』本予告編(30秒)
本作は、英国王室の歴史をくつがえした驚きの実話をもとにした物語。アカデミー賞常連の名匠スティーヴン・フリアーズ監督が、サリー・ホーキンスを主演に迎え、アマチュア歴史家の主婦が自らの直感と信念に従い、歴史的な偉業を成しとげるまでを描き出す。
フィリッパ・ラングレーは職場で上司に理不尽な評価を受けるも、別居中の夫からは生活費のために仕事を続けるよう促され、苦悩の日々を過ごしていた。ある日、息子の付き添いでシェイクスピアの「リチャード三世」を観劇したことで、彼女の人生は一変。悪名高きリチャード三世も自分と同じように不当な扱いを受けてきたのではないかと疑問を抱き、彼の真の姿を探し求め、歴史研究に没頭していく──。
今回解禁された場面写真には、サリー演じるフィリッパが、リチャード三世の遺骨発掘に向けて奮闘する姿が映し出されている。中でも注目したいのは、発掘現場となった社会福祉事務所の駐車場でのシーンだ。
このシーンは、エディンバラ郊外のスコットランド国立鉱業博物館で撮影されたが、その地域には伝統的な赤レンガがなく、また穴を掘ってセットとしてリアルに表現できる場所を探すことは、簡単な作業ではなかったという。スタッフが努力を重ねて作り上げた撮影現場には、フィリッパ本人も訪れて「まるで駐車場に戻ってきたような感じだった」とその再現度に太鼓判を押している。
他にもフィリッパが追い続ける“推しの人”リチャード三世(ハリー・ロイド)とのシーンも解禁された。発掘までにさまざまな困難に直面するフィリッパの前に現れたのは、彼女の空想で作り上げたリチャード三世。親密に語り合う2人のシーンには、かつて暴君というレッテルを貼られてしまったリチャード三世と、病気(筋痛性脳脊髄炎)が原因で気力や体力を失い、不当な評価を受け、仕事で苦しむフィリッパの不思議な絆を感じさせる。
これはフィリッパとリチャード三世の感情的なつながりを描くための演出で、2人のやり取りが作品により深いエッセンスを与えている。製作のクリスティーン・ランガンは「フィリッパの旅にはテーマとメタファーがあり、リチャード三世は彼女にとって象徴的な存在になっている。だからこそ、この作品は豊かで、普遍的なものになるの。私たちには誰でも、すばらしい旅を導いてくれるリチャード三世がいるはずよ」と語っている。
併せて30秒予告編も解禁された。ストーリーの一部を切り取った場面写真のシーンも見られるほか、フィリッパのリチャード三世への想いが凝縮された内容に仕上がっている。
映画『ロスト・キング 500年越しの運命』は、9月22日より全国公開。