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東山紀之、主演舞台『チョコレートドーナツ』再演 幼少期から知る岡本圭人との共演に「胸に迫るものがある」

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■原作:トラヴィス・ファイン

 『チョコレートドーナツ(原題:ANY DAY NOW)』がパルコの素晴らしいチームと東山紀之さん、岡本圭人さん、そして才気と想像力あふれる演出家の宮本亜門さんを始めとする最高のキャストとスタッフによって、再び上演されることにとてもワクワクすると同時に大変光栄に思っています。コロナ禍がこの地球上の私たち全員に強いた、張り詰めた静寂と極度の孤立の後、みんなで劇場に戻り、あの神聖な空間に互いに並んで座ることができることは、本当に言葉で表せないほどありがたい贈り物です。私が映画脚本の中で創り上げたキャラクターたちが再び命を吹き込まれる公演初日。そこに立ち会える瞬間が待ちきれません。

■翻案・脚本・演出:宮本亜門

 「家族とは? 愛とは? 人を思う気持ちとは?」この物語は、1979年の実在したゲイと公言するルディを元に作られました。麻薬患者の母から育児放棄されたダウン症のある子供を、ルディは家族のように育てようと奮闘します。しかしLGBTQ+の人たちが家族を育てることは、当時のアメリカでは計り知れない困難を強いられることでした。今もまだ同性婚が認められない日本で、この再演の意味を深め、これからの「あるべき姿」また「あってはならないこと」は何かを、共に考えつつ稽古できればと思っています。

■ルディ役:東山紀之

 『チョコレートドーナツ』は素晴らしい作品なだけに、たくさんの方に見ていただきたいと思っていたので、もう一度チャンスをいただけて大変ありがたいです。

 さらに、今回は圭人との共演ということで、赤ちゃんの頃に抱っこしていた子が大きくなって、一つの作品で共演できるというのは不思議な感じがしますが、大きな縁も感じます。昔、森光子さんと岡本健一と共演させていただいたときに、圭人があまりに森さんを好きすぎて、座っている森さんにジャンプで飛び込んで行って…ほぼ飛び蹴りなんですよ。それを見てみんなで青ざめるっていうことがあったんですけど(笑)、その子と同じ舞台に出演するというのは僕自身、胸に迫るものがあります。

 前回、中止となって見ることができなかった方もいらっしゃると思います。これまでよりは生の舞台を安心してお届けできる時期になったので、この普遍的なテーマの作品の魅力を皆様に感じてもらえるよう、時間と場所とを共有できたらなと思います。

■ポール役:岡本圭人

 『チョコレートドーナツ』の映画版を公開当初に拝見しました。美しさの中にある儚さ、人間の強さや脆さ、愛情と優しさ、沢山の感情がちりばめられている作品でした。とても自分の心に響き、そして僕の人生を変えた作品でもあります。

 東山さんは僕が小さな頃から抱っこしてもらったり…(笑)。自分が生まれた時から成長を見守ってくれていた方なので、自分の心を預けて一緒に作品をつくる事ができるとてもいい環境だと思います。

 今回は再演ということで、稽古場に入ってどういう化学反応が起きるか今からとても楽しみです。真摯に役と向き合って、自分自身の心に響いたように、お客様にも作品を届けられるよう一生懸命頑張りますので、みなさんぜひ楽しみにしていてください。

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