大阪芸人の間で語り継がれる“お笑いストリートファイト事件” 当事者が証言
お笑い芸人・千原ジュニアがMCを務める『ABEMA的ニュースショー』(ABEMA)が9日に放送。この日は、番組MCを務めるお笑い芸人の千原ジュニアが、大阪を舞台に切磋琢磨していた若手時代を振り返るとともに、芸人たちを巻き込んだ“とある事件”の真相に迫った。
【写真】“お笑いストリートファイト事件” もう一人の主人公も証言
心斎橋筋2丁目劇場の元支配人である比企啓之さんは、当時の大阪の若手芸人たちは“2つの劇場”で二分していたことを証言。「心斎橋筋2丁目劇場」と「うめだ花月」という2つの劇場をめぐって勃発した“とある事件”を再現ドラマを放送した。
ジュニア役を、モノマネ芸人の原口あきまさが熱演。ある日、ジュニア率いる“2丁目劇場軍団”と、お笑いコンビ・FUJIWARAの藤本敏史率いる“うめだ花月軍団”は、大阪・心斎橋の戎橋で遭遇。ジュニアが「これはこれは、うめだ花月の皆さん」と呼び止めると、「こんなところで会うのも何かの縁ですから、“お笑いストリートファイト”でもやりましょか?」と面白さを競う勝負を仕掛けたという。藤本は「何言うてんねん! やめようや!」とその場を回避し、立ち去るまでのわずか2分間は、“お笑いストリートファイト事件”として、大阪芸人たちの間で語り継がれることとなった。
番組内では、その場に居合わせた芸人たちが当時の様子を証言。藤本は「ジュニアら“2丁目劇場軍団”を橋の向こうで見かけた時から嫌な予感がしていた。本当は引き返したかったけど、後輩がいる手前、そんな姿を見せられなかった」と悔やんだ上で、「芸人たちの間では『ジュニアと飲みに行ったら、大喜利対決をさせられる』と噂になっていた。そんなジュニア相手に、やる前から“負け”を確信していたから、必死に誘いを断ってしまった」と告白した。
また、固唾を飲んで見守る芸人たちの中、“うめだ花月軍団”の小籔千豊だけは「やりましょうや!」と意気込んでいたことを明かした上で、「俺が断った後、小籔は蔑んだ目で『先輩、情けないっすわ』と言ってきた。確かに、後輩に情けない姿を見せた。かき消したい過去ですね」と肩を落としていた。
また、“うめだ花月軍団”の土肥ポン太は「ジュニアさんはホンマにお笑いが好きで、仕掛けてきている感じがした」と振り返った上で、「立ち去った後も、藤本さんはとにかくビビっていて、1時間くらいしゃべらなかった(笑)」と暴露した。
さらには、ジュニア本人も当時を振り返り、「フジモンも『オモロそうやな!』と返してくれると思っていたから、『誰が大喜利やって、誰がモノマネで…』と考えていた」と本気で勝負を仕掛けていたことを激白。そのきっかけは「当時は仲間たちと大喜利対決ばかりしていたから、つい…」と話し、頭をかいていた。
『ABEMA的ニュースショー』はABEMAにて毎週日曜12時放送。