吹き替えに小野賢章&花江夏樹! 11年をかけ制作されたシンガポール発のロボットバトル映画、日本で世界初公開&特報解禁
シンガポール発のロボットバトル映画『HEAVENS ‐THE BOY AND HIS ROBOT‐』が、邦題を『メカバース:少年とロボット』として2023年冬に日本公開されることが決まった。吹き替え声優として、小野賢章と花江夏樹の参加が決定し、コメントが到着。併せて、日本語吹替版特報とティザービジュアルも解禁された。
【動画】主人公カイ役に小野賢章、相棒のロボット・リトルドラゴン役に花江夏樹 映画『メカバース:少年とロボット』特報
本作は、宇宙空間の自在な移動を可能にするゲート「ヘブンズ」が開発された時代が舞台の、ロボットバトルアクション映画。身体が弱いながらも、地球の豊富な資源である水を求めて来襲する火星軍から地球を守るメカ・パイロットを目指す主人公の青年・カイが、相棒のAI搭載ロボット・リトルドラゴンとの交流を通じてヒーローとして成長していく姿を映し出す。
中華圏で最も栄誉ある映画賞金馬奨に20代でノミネートされ、シンガポールの映画界で活躍する監督リッチ・ホーが、資金繰りを含めた企画プロデュース/監督/脚本/撮影/音楽/美術・衣裳/出演の七役を務め、11年間かけて制作した本作。その驚異の熱意は、シンガポールから始まった本プロジェクトを世界に広げ、ニュージランドで撮影・オーストラリアでCG制作・そして日本で吹替制作と世界初公開という、世界各国のキャストとスタッフを巻き込み完成させた。
そんな熱い想いに賛同し、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」の上映作品『もうしません!』や、ピース又吉直樹主演短編映画『海酒』などでプロデューサーを務めた中臺孝樹が、エグゼクティブプロデューサーに就任している。
本作は、監督本人の強い希望により、日本での上映が世界初公開。その理由について、リッチ・ホー監督は「ロボット・メカ作品の宝庫である国、日本でプレミア公開することはまさに私の夢でした。『ウルトラマン』や『超時空要塞マクロス』、『ドラゴンボール』シリーズなどを見て育ち、そのアクションやストーリーに魅了されてきました。日本は、世界中の人々が、ロボットや怪獣がたくさんいると夢想する場所。つまり私にとっては夢を見る人、夢を持って戦い・生きた人たちがたくさんいる場所です」と熱い思いを語っている。
このたび、日本語吹替版声優として小野賢章、花江夏樹の出演が決定。本作の主人公で、幼い頃に父親を宇宙戦争で失くした過去を持つが、両親と同じく前線で戦うメカ・パイロットの道を志す青年・カイ役には小野賢章。喘息持ちで体力がないためメカコープアカデミーで落ちこぼれてしまうが、相棒のロボット・リトルドラゴンと心を通わすひたむきな青年を演じている。
また、そんなカイの相棒かつ親友であるロボット・リトルドラゴンの声を花江夏樹が務め、カイと共に成長する心優しいロボットに扮している。
小野は「11年の月日をかけて、監督が何役もこなし作り上げた作品と聞き、さらに吹き替えの現場にもいらっしゃっていて、監督の狂気的な情熱を肌で感じ、気が引き締まりました。想いの詰まったシンガポール発の超大作メカ・バトル、是非ご覧ください!!!」とコメント。
花江は「監督が七刀流で11年の月日をかけて作られた大作にお声がけ頂き、とても光栄です。ロボットではありますが、無機質な中にも温もりを感じて頂けるように声を吹き込みました。カイがリトルドラゴンとの交流を通してどのような成長を遂げるのか、ぜひお楽しみに!」と語り、どちらも監督の強い想いを胸に吹き替えに臨んだことを明かしている。
公開された30秒の特報映像では、初解禁となる小野賢章と花江夏樹の日本語吹替版の声が収録されている。亡き父への想いを胸に壮絶な戦いに繰り出す主人公・カイの姿と、相棒のロボット・リトルドラゴンの出会いの瞬間が映し出されており、2人が臨む壮絶なバトルシーンも垣間見える。
また、ティザービジュアルでは迫力満点のリトルドラゴンの姿が披露され、細部までこだわってデザインされたロボットであることが見て取れる。
特報映像とティザービジュアルから、監督が長い年月をかけて作り上げたハイクオリティなCGと宇宙規模の壮大な物語であることを確認することができ、「超大作メカバトル」と呼ぶにふさわしい内容に期待が高まる。
映画『メカバース:少年とロボット』は、2023年冬全国公開。