鳥山明原作『SAND LAND』、ファンタジア国際映画祭で審査員特別賞を受賞
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漫画家・鳥山明の同名漫画を原作としたアニメ映画『SAND LAND(サンドランド)』(8月18日公開)が、7月20日からカナダで開催されている北米最大規模の映画祭・ファンタジア国際映画祭で上映され、審査員特別賞を受賞した。
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原作は、全1巻で完結する読み切りでありながら、「冒険、アクション、ユーモアのバランスが完璧。鳥山明氏の魅力がすべて詰まっている」と評され、今なお熱く語り継がれている伝説の名作。魔物と人間が共存する、水を失った摩訶不思議な砂漠の世界を舞台に、悪魔の王子・ベルゼブブが、魔物のシーフ、人間の保安官・ラオと奇妙なトリオを組み、砂漠のどこかにある「幻の泉」を探す危険な旅に出るというストーリーだ。
先月アメリカ・サンディエゴで行われた「San Diego Comic-Con International」(サンディエゴコミコン)での開催となった本作のワールドプレミアでは、鳥山明作品ファンを始めとする2000人の観客が会場に集結。大きな笑いや歓声が起こるなど夢中になって世界最速上映を楽しみ、上映後には大熱狂の拍手が会場を包み込んだ。
そして、ファンタジア国際映画祭で、オフィシャルセレクションに選出された『SAND LAND』の舞台挨拶に、本作のメガホンをとった横嶋俊久監督が登壇。会場に詰めかけたファンは700人を超え、上映中も多くの笑いや拍手が起こった。その熱が冷める間もなく行われた上映後のサイン会では、英語&フランス語で熱い感想が飛び交うなど、大熱狂のまま幕を閉じた。
今作の選定理由として審査員からは、「この長編作品は、その壮大な物語、環境問題へのメッセージ、豊かなキャラクターのバックストーリー、そして全体的な冒険心によって選ばれました。2000年に出版された漫画の映画化である本作は、環境破壊や政治腐敗といった重厚なテーマを扱っているだけでなく、砂漠の景色や渓谷を背景に繰り広げられる戦闘シーンとのバランスも見事です。今年の今敏賞アニメーション部門・審査員特別賞を『サンドランド』に贈れることを嬉しく思います」と、絶賛のコメントが寄せられている。
また、昨日7日発売の「週刊少年ジャンプ」では、2000年に連載スタートした当時の鳥山明による表紙イラストを完全再現したビジュアルをウラ表紙に掲載。本作のアニメーション制作を担当したバンダイナムコの本社(台東区・駒形)でも、本作のビジュアルジャックを実施。本社のガラスを突き破るように飛び出してくる、ジープに乗ったベルゼブブ・ラオ・シーフが、大迫力で描かれており、ジープが進む方角の先には隅田川が。「幻の泉」を探す旅に出るベルゼブブたちによる、遊び心と躍動感あふれるビジュアルとなっている。
加えて、入場者プレゼント「鳥山明ハイパーアソート」に封入されている「スーパードラゴンボールヒーローズバトルカード」では、ゲームをプレイしていくと、主人公・ベルゼブブが『ドラゴンボール』の世界で人気キャラクターと一堂に会する超貴重なシーンがあることも発表された。
アニメ映画『SAND LAND』は、8月18日劇場公開。
※横嶋俊久監督のコメント全文は以下の通り
<コメント全文>
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